仲良し家族のお兄ちゃんはお医者さん！ (ページ3)

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風邪(妹)2 ページ3

雅紀side
部屋で出勤準備をしていると、Aの鳴き声が聞こえてきた。
いつもより泣き方がすごいから何となく嫌な予感がして急いでリビングに降りた。
雅「どしたのA。熱でもあるの？」
ソファーで智にぃにぴったりくっついているA。
智「微熱なんだよね。風邪かなって思うんだけど。
一応診てくれる？」
雅「了解。ちょっと待ってて？」
自分の部屋から聴診器を持ってきて、グズグズしているAの背中に当てる。
雅「・・・・・・うん、呼吸ちょっとだけゼーゼーしてるけど、問題ない範囲かな。
A、ちょっとあーんできるかな？」
A「んー・・・ちょっとぉー？」
雅「うん、ちょっと。はい、あーん。」
A「・・・ぁー。」
控えめに開けられた隙間からペンライトで喉を覗き込む。
雅「いいよ、頑張ったねー。(撫)
喉、ちょっと腫れてるから風邪だね。薬とかは今のところ必要ないと思うよ。」
智「そっか、よかった。」
翔「今日みんな出勤だよね？Aどうする？」
智「太輔に連絡しようか。午前中だけでも見てもらえるかも。」
雅「小児科で見てもらえれば安心だよね。外来の処置室だと寂しいかも。」
智「じゃぁ連絡してくるよ。
Aお願い。」
雅「はーい。」
そう言って、智にぃが連絡をしに行ってくれた。
ガチャッ…
和「あれ？Aちゃんお熱？」
翔「うん、お熱出ちゃったみたい。和は保育園の準備しようか。」
和「潤くんまだ寝てるー。」
翔「じゃ潤も起こしに行こうな。」
リビングのドアが開いて入ってきたのは、三つ子ちゃんの一番お兄ちゃんの和。
そしてまだ寝ているのは、三つ子ちゃんの真ん中の純。
翔にぃは心配そうな顔の和を連れて、潤を起こしに行った。