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新しい命4 ページ13
雅紀side
それからしばらくの間潤は一番泣いていたけど、やっとこの家にも俺たちにも慣れてくれた。
和は潤につられて泣くって感じで。(笑)
Aはいつもにこにこしていて泣くことはあんまりなかった。
翔「泣かなさすぎるのもなんか逆に心配になるよ。」
智「確かに。ほんと泣かないよねーA。」
そして、リビングではAの歩く練習をする姿がよくあった。
和と潤はもうしっかり歩いているから、俺たちの真似をしてAの手を握ってあげている。
練習のかいあってか、もう少しで歩けるようになりそうだ。
翔「ほらA？こっちこっち。」
智「A、だいぶ上手になったね。」
ソファーに座りながら、手を繋いで歩く三つ子を見て智にぃが嬉しそうに言う。
雅「かなり足取りが安定してきた感じする。」
これからどんな困難が待ち受けてるかわからないけど、そのたびに俺たちで支えるからね。
Aには、目は見えなくても元気で優しい子に育ってほしいな。
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作者名：ナナハ
| 作成日時：2021年5月13日 16時
