少女のための備忘録【ツイステッドワンダーランド】 (ページ5)

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５　運転手？ページ5

Aside

「総長」になって１日目を迎えてしまった＿＿＿

『(はぁ、しかも寝坊してあの番組見逃しちゃうし…)』

高校の制服に袖を通す直前に、スマホから着信の音が聞こえてきた

見ると、祖父☆の文字が浮かんでいる

通話を押す

『ん、もしもしお祖父ちゃん。どうしたの？』

《あぁ、もしもし。実はな？伝え忘れてたんじゃが、Aには「魔法士養成学校」に転校してもらうわい》

？

《取り合えず、説明は後じゃ。家の外に車を用意させたから、それに乗って行くんじゃよ？では、またな笑》

？？

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「それはそれは、災難でしたねぇ」ｸｽｸｽ

運転手さん？、もといユウさんは静かに微笑を浮かべた

『本当ですよ！！しかも、今の時期ですよ？５月ですよ？あり得ませんよね、友達だって出来るわけ無いし……』ﾁｰﾝ

「あ、そう言えば！学校の事について旦那様は何か仰りましたか？」

『いえ、これから通う学校としか、』

「……そうですか」

-

『ちょ、ちょっとユウさん！？なんですか、今の間は』

「いえ、何も問題はありません(多分)。まぁ、気になるようでしたらあちらの方にでもお尋ねください」

『かっこの中、見えちゃってます！！』

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ユウさんとしていた話が話だったため、不安が私を襲う

でも、確実に時間は過ぎてしまうわけで＿＿＿到着

『いや、どう考えても学校の大きさじゃない、でっっか。』

取り敢えず！目の前に広がるもはや城の域に達している学舎につっこむ

そうでもしないと、やってらんないぜ☆

ユウ「お嬢様、時間が迫ってきているので失礼致しますね」

ユウさんが腕時計に目を向けながら何か呪文のようなモノを唱えた刹那…

『＿＿？……(フリーズ)』

一瞬で３６０度違う景色になっていた

ユウ「僕はここまでしか御一緒出来ませんので、ここから真っ直ぐお進み下さい。つきあたりを左折しますと学園長室となっております。お気をつけて行ってらっしゃいませ」

え、と言おうとしたが飲み込んだ

ユウさんの笑顔にこう、圧が含まれていたからだ

『ひゃい、行ってきまひゅ』ｼｭﾝ

競歩並みの早さで私は歩を進めた

その後ろではユウさんが心配そうに私を見ていたとは＿＿＿＿知る由もない