スガさんの幼なじみは排球部のお姫様

お姫様16 ページ17

〜Aside〜



恥ずかしいけど、このまま帰れなくなるよりは、と思い迷子になりクラスに帰れないことを伝えた



「はは、そっか、まだ入ってきて2日目だもんなぁ、案内するよ、ついておいで。」




ひげの人は見た目は怖そうだけど、




話し方はすごく優しくて、きっと凄く良い人なんだ。









『ありがとうございました！』ﾆｺｯ



教室のすぐ近くにまで連れてきてくれて、お礼を言うと、


「じゃ、じゃあ、今度は迷子にならないように気をつけてね」



と言うと、顔を赤くして足早に去っていった




大丈夫かな……？






凄く優しくて良い人だな、最後まで私を気遣ってくれてた。




あっ…名前聞くの忘れた………また会えると良いな……









教室に入ると蛍くんと忠くんは一緒に


お弁当を食べていたらしく、


机をくっつけていた


丁度食べ終わったみたいだった



アレ、ﾅﾆｶﾜｽﾚﾃﾙﾖｳﾅ……







月島「あれ、Aじゃん。早かったね。」


山口「あっ！お帰り！！Aお弁当、食べるの早いんだね」






『…………』






月島「どうしたの、この世の終わりみたいな顔してるヨ笑」




『お、お弁当……食べるの忘れてた………』









「「ハァ！？/えぇ！？」」






一瞬の静寂に、無慈悲にもお昼休み終了の予鈴が鳴り響いた。

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