って！！！！！(∞)

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ガチャッ。




お向かいの扉も、同時に開いた。









一瞬、目が合ったけど、隆ちゃんの


「おっはよ〜ございま〜すっ」ってでかい声に


ビックリして、お向かいさんは隆ちゃんを見た。




眠そうなおはよーって声に、


私は目を伏せながら、会釈した。









隆「貴方、髪の毛！眼鏡も！」




『あっ！』




歩きながら、髪の毛を低めでひとつにくくり、


眼鏡をかけた。





隆「忘れるぐらいやったら、せんかったら？


目も悪ないのに・・・」





『いいのっ！


地味で目立たんのがモットーやねんから！』





隆「貴方、地味ちゃうやん！


可愛い顔してんやしさ〜」





『どうせ、すぐ転校やろ？


スーッて溶け込んで、


スーッて消えて行くのが一番。


転校生ってだけで、目立つのに・・・・』





隆「オレは短い間でも、記憶に残るぐらい目立ちたいわ〜」




『せやろな。隆ちゃんの性格やと(笑)』




隆「今日の挨拶どんなんしよかな？」




『私にやってみて！』




隆「般若の面っ！」キリッ




『ハハハハハ・・・・・


それにしよっ！


私、それ好きやわ。』ﾌﾌﾌ・・・





隆ちゃんはずっと般若の顔しながら歩いてる。




『やめて〜、腹筋割れる〜』ハハハハハ・・・




隆「学校までこれで行こうかな？」





『私の腹筋、もたんからやめてって〜』





隆ちゃんのお陰で、楽しい通学路になった。









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