【まほみちCS集】Flame【ふみを】 (ページ8)

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▽性格～得意教科/苦手教科ページ8

【性格】
明朗で快活、酷薄で冷徹。一見すると矛盾したような性格だが、マキシミリアン･グラントという男と深く長く付き合っていけば、自ずとその内面が浮かび上がってくるのである。

人好きするような笑顔の通り、朗らかでさっぱりとした性分であるが、それゆえに物事の切り替えが恐ろしいほどにはっきりとしている。それが必要なものであるか否か、自身の中で決めたものはばっさりと、明確に区分してしまう。割り切りが潔いと言えばその通りだが、見切りの瞬間も潔い。そこに情は一切存在しない。

運任せ、神頼みの類を何よりも嫌う。人には神に祈りを捧げることで安寧を得る者も、そうしなければ生きていけない者がいることも勿論分かっている。分かっているからこそ、彼はそういった者を嫌う。彼にとって、祈りのために組み合わせる両腕や祈りの言葉は、思案を巡らせ手を動かし前に進むための枷にしかならないのである。祈りの両手は好機を掴まず、跪く膝は歩みを止め、閉じた瞼は前を見ようとしない。それが彼は気に入らないのである。

しかし、運任せや神頼みの全てが嫌いというわけではない。盤上遊戯の一興として博打を打つことは嫌いではないし、賭け事のスリルを楽しむことは寧ろ好きな方である。ただ彼は、己のなすべきこと、なせることを何もせずただじっと運に縋るだけの存在を厭い、恥も外聞もかなぐり捨てて勝利に貪欲になり、やれることを全てやってこその｢運｣だと考えている。勝利の女神は手を尽くした者にこそ微笑みかけてくれる主義。

故に彼は、貪欲な者、目的のためにひたむきな者を愛する。人付き合いも苦ではないことと、軽い付き合いであれば絡みやすい性分であるため、顔見知りや友人は多い。貪欲な者が集まる同じ翠狼寮の寮生には特に友好的。

そして、彼は己が欲するものを手に入れるため、栄光と勝利を掴むためであれば、血ヘドを吐き泥に塗れ悪徳に手を出すことも厭わない。今は学院生活を謳歌するため、｢打つ手｣は法の範疇に留まっているものの、そう遠くない未来に陰の道を歩いていてもおかしくはないだろう。

【魔法道具】
プレイングカード
54枚のうち1枚のみを魔法道具として使用している。マークはスペードのK。水に濡れても問題ないよう特殊な加工が施されている。

【得意教科/苦手教科】
飛行術、魔法生物学/サンクトゥス史