190意外な展開 ページ45
阿伏兎「つくづくはた迷惑な兄妹だ。今すぐ伸びてェのは誰かって話だよ。」
銀時「へっ…違ェねェ。美女の膝枕があるなら、今すぐ飛び込みてェ所だが…生憎、そいつは先になりそうだな。野郎の汚ェ股ぐらしか見えやしねェ。夢見が悪そうだ。」
その場にぞろぞろと春雨の構成員達がA達を包囲する。
Aは涙を拭うと、阿伏兎、銀時、新八と背中合わせにする形で神威と神楽を守ろうと臨戦態勢に入った。
阿伏兎「今でも十分悪夢を見ているような気分だよ。」
銀時「だったら目が覚めるような活躍を期待したいねェ。」
構成員達に向かって、きりかかろうとしたその時だった。
猩覚「待ちなァ。」
A「!」
猩覚「早とちりはよくねェな。手負いを相手にするようなケチな喧嘩をするかよ。」
阿伏兎「三凶星猩覚…。」
馬董「だったのはさっきまでの話だ。」
A、ハナビ「!」
馬董の傍らには鈴鹿と因幡も居た。
鈴鹿「……。」
因幡(うわぁ、ボロボロじゃねーか、Aも第七師団の団長も。何があったんだ?)
馬董「侍共に負け、主人に捨てられた今ではお前達と同じようなもの。」
阿伏兎「…捨てられた?捨てたの間違いだろ。」
猩覚「少なくとも、海賊の矜持も持ちあわせねェあの男に捨てる程の忠誠心を持ってなかったのは確かだ。海賊ってのはもっと自由な生き物だろ。
お前達を見て思ったのさ。あっちの方が楽しそうだってな。」
馬董「そこで問おう。第七師団。春雨の雷槍はまだ折れていないか。」
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タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2021年3月3日 8時) (レス) id: 38c3065273 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - めっちゃおもしろかったです!こういう展開めっちゃ好きです! (2021年3月3日 1時) (レス) id: fba69e2527 (このIDを非表示/違反報告)
タンポポ(プロフ) - コメントありがとうございます。頭眩しいは口には出せないことは夢主とハナビにも察しがついていたので、せめて心の中で呟かせました(笑) (2021年2月17日 10時) (レス) id: 38c3065273 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 面白かったです!あの、頭眩しいのとこめっちゃ好きです! (2021年2月16日 17時) (レス) id: 283f5f246a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タンポポ | 作成日時:2021年2月6日 1時