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184副団長のけじめ ページ39

阿伏兎「逃げろ、あのハゲ連れて、今すぐに。」








神楽「お前ら!!」








阿伏兎「お前らの家族喧嘩に興味はねェさ。
殺りてェなら妹でも親父でも好きに殺ればいい、しった事か。」








A「でも、殺るなら自分で殺りなよ、団長。」








阿伏兎「夜兎の血に身を委ね、我を忘れなきゃならねェ程親父に殴られるのは痛ェか。妹を殴るのは痛ェか。コイツらも同じさ。殴っても殴られても痛ェ。その痛みに耐えてお前(家族)と戦ってる。お前のために。
なのにお前はそこから逃げるのか。
てめェがしかけた戦いからけつまくって逃げんのか。
逃げるんならいっそ拳を引け。戦うならてめェの拳で戦え。
それでもこの副団長の忠言がきけねェなら…仕方ねェ。バカ団長に付き合わされんのはもう慣れっこさ。
アンタが死ぬまで戦いをやめねェなら、どこまでもつき合うのが俺達第七師団だ。」








Aと阿伏兎は神威と向き合い、傘を構える。








阿伏兎「いけェェェェェェ!!」








新八「Aさん!!阿伏兎さん!!」








神威は仲間である阿伏兎とA相手にも容赦なく猛攻撃を繰り出してくる。

だが、Aと阿伏兎もまた容赦なく神威を迎え撃った。

まず、阿伏兎が自分自身を神威の標的に定めるよう神威の視界に入り、神威の攻撃を防戦した。









阿伏兎(…あの時、迷いもせずに前に踏み出したお前を、まっすぐ前を見すえ歩くお前を俺は止められなかった。俺もお前と一緒だったからだ。引き返すにも帰る場所なんてねェ。前しかねェ。オレたち第七師団はみんなそんな連中だった。
だから、脇目も振らずに前だけ見て進むお前にいつの間にか俺達を抜き去り、先陣切って駆けてくお前の背中に俺達は惹かれたんだ。
空っぽだろうが何だろうが、最強を追い求め、ひたすら突き進むお前の姿は…
どんな死地でも不敵に笑い戦うお前の姿は第七師団(オレたち)の誇りだった。
そいつが咎だというのなら、その責はお前を止められなかった俺が負おう。
だから団長…)









阿伏兎、暴走状態の神威に手も足も出ず、崖下に叩きつけられると、腹を思いっきり殴られる。

それでも阿伏兎は拳を構える神威に笑いかけた。








阿伏兎「笑えよ。らしくねェツラで戦ってんな、すっとこどっこい。」








つり上がった口角が苦渋にひきつる神威。

それでも拳は阿伏兎に向けて放たれる。









しかし、寸での所でAが神威の頬を拳で殴り飛ばした。

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タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2021年3月3日 8時) (レス) id: 38c3065273 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - めっちゃおもしろかったです!こういう展開めっちゃ好きです! (2021年3月3日 1時) (レス) id: fba69e2527 (このIDを非表示/違反報告)
タンポポ(プロフ) - コメントありがとうございます。頭眩しいは口には出せないことは夢主とハナビにも察しがついていたので、せめて心の中で呟かせました(笑) (2021年2月17日 10時) (レス) id: 38c3065273 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 面白かったです!あの、頭眩しいのとこめっちゃ好きです! (2021年2月16日 17時) (レス) id: 283f5f246a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タンポポ | 作成日時:2021年2月6日 1時

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