第八節蓮3 ページ33
アンナ「アンタ、蓮じゃないでしょ。
誰かに名乗らされてるのか、または冗談のつもりか知らないけど、面白くもなんともないからやめてもらえるかしら。」
李書文「ふっ…豪気な娘よ。儂は誰かに名乗らされてる訳でも、嘘を述べている訳でもない。
儂こそが道蓮なのだ。
強者を求め、武を磨く。
これすなわち道蓮の在り方なり。」
アンナ「面倒臭い奴ね。葉、立香、帰るわよ。」
葉「まあ待て、アンナ。せめて、こいつの話も聞いてやろうぜ。」
アンナ「時間の無駄よ。それにこれ以上、炎に珍客増やされても迷惑だから、今日こそは本物の戦士を見つけるわ。」
立香「あの、女将…。」
アンナ「何?」
立香「…葉くん、早速、李書文さんに強者認定されかけてます。」
アンナ「あら、見る目あるじゃない。」
立香「切り替え早!?」
李書文「お主、麻倉葉といったな。儂の見立てでは一介の剣士とお見受けするが。」
葉「オイラは剣士じゃなくて、シャーマンだぞ。剣士なのはオイラの持ち霊阿弥陀丸だ。」
李書文「もちれい…とな。」
葉「あぁ。阿弥陀丸の魂をこの春雨に入れて、戦うんよ。」
李書文「さすれば、その剣士の剣技も使えるようになると?」
葉「あぁ。」
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作者名:タンポポ | 作成日時:2022年10月6日 12時