第四節王の名は11 ページ48
アンナ「ヤービスの願いの思念が聖杯に残ってたらしくてね。ハオの奴、まんまと眠らされちゃったって訳。
しかも聖杯を手にしたまま眠ったからなのか知らないけど、ハオの見ている夢が聖杯の力で具現化して、出雲の地をこんなにしちゃったのよ。」
立香「え!?この特異点、ハオの夢から出来てるの!?」
葉「驚くよな。だけど、オイラは納得できるんよ。
ハオはオイラ以上に人が大嫌いだからな、自分の夢にはぜってぇ人は入れねぇ。」
立香「そういうタイプの特異点かぁぁ…。」
葉「さすがにオイラとアンナだけじゃどうにもならなくてな…
うーんって考え込んでたら、マタムネが来たんよ。」
立香「マタムネさんが?」
葉「あぁ。マタムネはハオの唯一の友達だからな。」
立香「へぇ…………待てよ…まさか…
…そこで、私の名前が出たの?」
葉「よくわかったなぁ。」
立香「やっぱり!!」
アンナ「察しがいいわね。そう。マタムネがあたし達にカルデアのマスターを頼れって言ったのよ。
マタムネ曰く、あたし達はもうサーヴァントとして座に登録されてるだろうから、現界に問題はないとのことでね。」
立香(一体この二人、生前何したんだ?でも、今は聞かないでおこう…。)
葉「オイラとアンナに温泉宿をやってみろって提案したのもマタムネなんよ。」
立香「!」
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作者名:タンポポ | 作成日時:2022年9月28日 13時