エピローグ ページ4
数年後。
月の表面にて、三人の父子と一人の娘が宇宙服も着ずに言葉を交わしていた。
星海坊主「Aちゃん。神威の奴、お前さんに迷惑とかかけてねぇか?」
A「かけてませんよ。」
星海坊主「そうか。なら、いい。もし、何か無理強いさせられるようなことがあったら、いつでも言えよ。話くらい聞いてやるし、何なら駆けつけるから。」
A「ありがとうございます。」
神威「Aにちょっかい出すのやめろよな、このでき婚親父。」
星海坊主「テメェこそでき婚じゃねぇか!!」
神威「俺はアンタと違って、済ませるずっと前にAに求愛してたんだ。でき婚とは違うだろ。」
星海坊主「なーにが求愛だ!!Aちゃんの優しさに甘えただけだろ!!いいかテメェ!!耳の穴かっぽじってよく聞きやがれ!!男はな…」
神楽「全く…せっかくの景色がバカ共のわめき声で台無しアル。」
ハナビ「うちは好きやで!賑やかなのは!」
神楽「それよりA、お腹の子は大丈夫アルカ?」
A「うん、元気だよ。お腹蹴ってくるもん。」
Aは僅かに膨らんだ自分のお腹を撫でる。
神楽「よし、それじゃあ、せっかく集まったし、写真撮るアルヨ。
おいバカ共!!そこに並べ!!そんなんじゃ、家族写真撮れねぇアル!!」
A「それがカメラ?ここを押せば撮れるの?」
神楽「うん。」
A「それじゃあ、上手く撮るね。」
神楽「何寝ぼけたこと抜かしてるアルカ。」
A「えっ?」
神楽「お前も私達の家族だロ。一緒に撮られるよろし。タイマー式だから、勝手に撮ってくれるアル。」
A「!!!!……うんっ。」
かつて、家族の一人を失い、家族の一人に憎まれ、はぐれ星屑のような娘は…今では家族という星の一部に加わり、今も、これからも更に一層輝きを増していくのだった。
ー完ー
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タンポポ(プロフ) - こちらこそ、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。皆さんのおかげです。 (2021年7月23日 11時) (レス) id: 38c3065273 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - とてもおもしろかったです。ありがとうございました! (2021年7月22日 17時) (レス) id: 9aabf8d9b7 (このIDを非表示/違反報告)
タンポポ(プロフ) - こちらこそ、ここまで読んでくださり、ありがとうございました(*^_^*) (2021年7月14日 10時) (レス) id: 38c3065273 (このIDを非表示/違反報告)
75(プロフ) - 毎日更新を楽しみにしていた作品でした!完結おめでとうござます!お疲れ様でした!素敵な作品を読ませていただいてありがとうございました(^ ^) (2021年7月13日 10時) (レス) id: 53a94e4f14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タンポポ | 作成日時:2021年7月10日 10時