293おかえり ページ1
Aの元にハナビがどこからともなく、駆け寄ってきた。
ハナビ「AちゃんAちゃんAちゃんAちゃん!!Aちゃん!!ほんまにAちゃんなんやな!?」
A「そうだよ、ハナビ。久しぶり。」
ハナビ「Aちゃーーーーん!!良かった!!また会えてほんまに良かった!!」
ハナビの一つ目玉から大粒の涙が溢れる。
そんなハナビをAは優しく撫でた。
A「置いていってごめんね…私も会いたかったよ。元気にしてた?」
ハナビ「そんな訳ないやん!!あれからうちや神威はんがどれ程心配したと思ってんねん!!もーどこにも行かんといてーーーーっ!!」
A「うん…行かないよ。どこにもね。……!」
複数の気配に気付き、そちらに振り返ると、そこには第七師団の団員達がゾロゾロと立ちすくんでいた。
A「皆……。」
神威「……おかえり。A。」
A「!……ただいま…って、言いたい所だけど…私はもう…皆と一緒に月の外へは出られないんだ…。」
神威「なら、俺達が見つけるよ。お前が外へ出られる方法がわかるまで。」
A「!……そんな…流石に悪いよ…。」
神威「生憎、俺はどこぞのハゲ親父と同じ轍は踏まない。お前が月でしか生きられないってんなら、月の外でも生きられる方法を俺達が見つけてくる。もちろん、お前一人にはしないよ。お前もついてくるんだ。短期間なら、月から離れてても問題ないだろ?」
A「…うん。大丈夫。私は団長の女だから、簡単に折れたりしないよ。」
神威「それでよし。それじゃ、早速…船に戻ろう、A。」
A「!……うん。」
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タンポポ(プロフ) - こちらこそ、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。皆さんのおかげです。 (2021年7月23日 11時) (レス) id: 38c3065273 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - とてもおもしろかったです。ありがとうございました! (2021年7月22日 17時) (レス) id: 9aabf8d9b7 (このIDを非表示/違反報告)
タンポポ(プロフ) - こちらこそ、ここまで読んでくださり、ありがとうございました(*^_^*) (2021年7月14日 10時) (レス) id: 38c3065273 (このIDを非表示/違反報告)
75(プロフ) - 毎日更新を楽しみにしていた作品でした!完結おめでとうござます!お疲れ様でした!素敵な作品を読ませていただいてありがとうございました(^ ^) (2021年7月13日 10時) (レス) id: 53a94e4f14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タンポポ | 作成日時:2021年7月10日 10時