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34話「5分前の葛藤」 ページ34

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遥華はまだ疑ってる

けどご飯も1度しか行ってないし
そんなわけ、ないないって自分に言い聞かせる

たしかに
ふいに可愛いとか幸せとか言ってきたり
ドキっとする仕草してきたり
私の事見つけると駆け寄ってきたり

するけど…きっと違うよ

そう思いつつ違ってほしくない自分もいる

玉森さんともっと話したいし
無邪気な笑顔見れると可愛いって思ってしまうし、ドキっとすることされるとしばらく頭の中は玉森さんでいっぱい

だけど…だけどやっぱり
これは恋じゃないって
アイドル玉森裕太に翻弄されてるだけだって
玉森さんは皆にそうしてるって
きっとそう!ってまた言い聞かせる

はあ…
いつの間にこんな玉森さんの事
考えるようになったんだよ自分

遥華
『今回の呼び出しが告白じゃないとしても、
Aも自分の気持ちに素直にね?』

素直に…か
まだ分からない自分の気持ち

だけど、この決意だけは揺らがない

ツアーがある、私には。
今何よりも目の前に頑張れる機会が
あるんだから

それを中途半端にしてどうする

絶対に成功させるんだから

今はそんな浮ついた気持ち

抑えなきゃ…


遥華
『仕事、仕事って考えてる?
まっ、それでも玉森さんの所に話に行くんだからそういう気持ちなのかもよ?』

うん
図星

第一優先は仕事って考えながら
玉森さんとご飯へ行ったり、こうやって誘われたら断らない

そういうことだよな…って納得する

遥華
『ま、今は仕事かもしれないけど
少しずつA自身の気持ちに気付いて
自分の気持ちを認めてあげられるようになるといいな。きっとその方がずっとずっと心が軽くなるよ』


私の事を否定せず
諭してくれる遥華には
何度も助けられた

もちろん

今も

「ありがとう
遥華には、ぜーんぶお見通しだね。」

2人で笑い合う

少しだけスッキリした

遥華
『うん!お見通しだよ?
だから何でも相談してね(^^)』

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35話「緊張?」→←33話「おかえり」



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設定タグ:玉森裕太 , キスマイ , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:タレント
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作者名:裕貴乃 | 作成日時:2016年11月4日 12時

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