11話「まだ私達がいなかった頃」 ページ11
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藤ヶ谷さんと玉森さんが笑う
私達も笑う
藤ヶ谷さん
『ああ、2人はまだこの時俺らのスタイリストじゃなかったもんね。』
「そうですね…私達は1年後のWANNA BEEEE!!!からなので…」
遥華『でもその時も横尾さん脚細かったですよ笑笑』
横尾さんのエピソードで盛り上がる
玉森さん『あの曲の時は歌番組出るたびに衣装変えたり修正加えたりしてたからキツかったでしょ〜???』
「たしかにキツかったです…笑
グループに付くとこんな大変なの?!って
ずっと思ってましたよ〜笑」
こんな感じで私達がキスマイの衣装部に携わる前の話を沢山してくれた。
SHE!HER!HER!の白衣装に歌番組の本番直前にコーヒーこぼしちゃう二階堂さんの話とか当時のツアー衣装の早着替えに失敗してズボンのチャック開いたままステージに出た玉森さんの話とか…
あっという間に時間が過ぎた
藤ヶ谷さんが手伝ってくれたおかげもあって
無事作業終了
「ありがとうございました!明日杉田さんにも伝えときますね!手伝ってくださったって!」
杉田さん、今日は定時であがったけど
キスマイメンバーとすごく仲が良いから居たらもっと盛り上がっただろうな〜なんて考えながら帰りの支度をする
遥華はと言えば私が支度を始めた頃には帰る準備満タンで…笑
藤ヶ谷さんとすぐに部屋を出て行った
「玉森さんもおかえりになりますよね?」
玉森さん『うん帰るよ』
「あ、じゃあ私ここの鍵返してから帰るのでお先にどうぞ!お疲れ様でした!」
またお疲れマンボウって言うんだろうな〜って思いながら返事を待つ
玉森さん『…送ってくよ』
ん?今なんと?
聞こえたけど、まさか私に言ってる?
「えっ?今なんて…
『だから!送ってくって!車で!笑』
まだ状況を理解してなくてきき返す私に食い気味に玉森さんが言う
しばらく考える
でもメンバーに送ってもらうなんて申し訳ない
「いえ、大丈夫ですよ。1人で帰れます!お気遣いありがとうこざいま
玉森さん『も〜う。俺が送りたいから送ってくの!ほら!行くよ!電気消しちゃうよ?笑』
また食い気味…
とりあえず部屋を出て鍵を閉める
「ほんとに大丈夫ですよ。」
玉森さん『俺が大丈夫じゃないの〜!(^^)』
またもや自由人発動…
すごく楽しそう…
もう私を送っていく気しかないよこの人
こういう時は何を言っても聞かないのは
さすがにスタッフとしてわかってきた
「わかりました。じゃあお願いします…」
玉森さん『やった!!行こ!早く!』
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作者名:裕貴乃 | 作成日時:2016年11月4日 12時