200話「本番20分前」 ページ9
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本番20分前に
裕太の衣装部屋へ行くと
珍しく早くから衣装部屋に居る裕太
「今日、早くない?」
裕太
『そう?』
「だっていつも10分前とか…」
裕太
『いや〜なんか名古屋の時は
まだ付き合ってなくて
玉森さんって呼ばれてたし
敬語だったな〜とか懐かしくなって…
そしたら早く会いたくなって
待ち伏せ…してたわ//』
待ち伏せって…
私まで恥ずかしくなる
「そうだね…///」
裕太
『Aも緊張してくるかと思ったのに
まさかのいつも通りで
俺だけ調子狂うんだけど笑』
「ふふ、ごめん。笑
嬉しかったよ。思い出してくれて。」
裕太
『大丈夫。
あ、明日来てよ俺の家。』
「え?明日?」
裕太
『うん。嫌?』
「全然嫌じゃないけど、
LIVEで疲れてるのに
迷惑じゃないかな〜って…」
裕太
『全然迷惑じゃありません〜ふふ」
「分かった。じゃあ行く!」
裕太
『ん。待ってる。』
久しぶりだな〜裕太の家
なんだかんだ忙しくて
自分の家にもあんまり
帰れてなかった
この東京公演直前の期間。
明日楽しみに頑張ろう。
裕太
『よし、背中よろしく〜』
「ふふ、分かりました。玉森さんっ」
1度私に背を向けた裕太が
また振り向く
裕太
『呼び方なに笑』
「え?何ですか?玉森さん。」
裕太
『だから何それ。笑』
「ん?玉森さん背中やりますよ!」
わざとずっと玉森さん呼びして
焦らしていると…
裕太
『もーう!裕太って呼んで!』
ってムズムズしながら
髪をくしゃくしゃ…
でも顔は真っ赤で…笑
「ふふ。少し意地悪した。
ごめんごめん。裕太」
そう言って裕太の背中に手を伸ばす
「いくよ〜」
バンっ!
勢いよく叩いた
裕太
『気合い、入った〜。ありがと。』
「うん。頑張って!」
裕太
『行ってきます!』
円陣に向かった裕太を送り出して
最初の裏での早替えのための
準備をして
開演を待った
.
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作者名:裕貴乃 | 作成日時:2017年2月28日 21時