227話「自然体」 ページ36
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裕太
『も〜早すぎ笑』
「うるさいっ
お風呂行ってくる!」
ソファーからスッと立ち上がって
お風呂に行こうとすると
裕太
『えっ?ねぇ!
拗ねないでよ〜笑』
と、腕を掴まれる
そのまま裕太の腕の中
裕太
『今日のA、甘かったり拗ねたり…
感情が忙しすぎっ…笑』
「ふふ、そうだね。
全部、裕太のせいだけど?」
裕太
『あ、そっか笑』
「いつもの裕太も
甘えたり、拗ねたり、
怒ったり、真面目になったり…
忙しいよ?笑』
裕太
『そうか?』
「自覚無いの?笑」
裕太
『うん。
それが自然体なんだきっと…』
「ふふ。たしかにそうだね。
そのままでいいよ。笑」
裕太
『ほんと?笑』
「うん。
自然体、嬉しい。
どの裕太も好きっ…」
抱きしめられて
裕太が見えないから
好きとか言えちゃう自分…///
裕太
『も〜俺もどんなAも好き!』
2人でふふっと笑いあった後
裕太
『ね、やっぱり
もっかいチューしたい。』
「…いいよ?」
裕太と向き合う
裕太
『俺、Aといると
どんどん甘えん坊になる。
俺の方が年上なのにねっ笑』
「私がお姉さんみたい?」
裕太
『うん。笑
それメンバーにもよく言われる…///』
「そうなんだ笑」
裕太
『でも、Aも俺に思いっきり
甘えていいんだからね?
仕事の邪魔しちゃうから…とか、
迷惑かけるから…って甘えたいのも
寂しいって言うのも
我慢してない?』
まるで全てを見ていたかの様な
裕太からの言葉
突然気持ちを見透かされて
戸惑って少しウルっとしてしまう
裕太
『東京公演の直前さ、
お互い時間のすれ違いで
会えなかったり
電話もLINEも出来ないくらい
忙しい日もあって
俺、めちゃくちゃ寂しかった。
会えても数十分…電話も数分…
本当にちゃんと話せないのも
甘えられないのも
顔見れないのも
全部全部ツラかった。
忙しかったから余計にね?
でもAは、絶対に
寂しいって口にしなかったから
最初は、俺と会わなくてもAは
平気なのかなとか考えてたんだけど
Aの場合は、俺を気遣って
俺に迷惑かけられないって
思ってるんじゃないかって
わかってきた。』
優しい口調で裕太が話を続ける
私はそれを向かい合ったまま
黙って聞いてる
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作者名:裕貴乃 | 作成日時:2017年2月28日 21時