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103話「普通じゃない」 ページ7

いつもの駐車場のロビー

玉森さんの高級車が

私の前で止まる

初めて乗るわけじゃないのに

付き合ったんだって意識すると

急に緊張が走る


裕太
『後ろ乗って?』

私は

当たり前のように後部座席に

乗り込む

車を出発させる前に

裕太が運転席から

こちらに振り向く

『ごめんね。隣乗せられなくて…』

「えっ…?」

私的には後ろに乗るのが

当たり前だったから

謝る裕太に困惑する

裕太
『ほんとはさ、

車では助手席に座らせて

街中では2人で並んで手を繋いで

歩きたい。

けど俺の仕事上

こうやって普通に出来るはずの事が

出来ないから…』

急にしょんぼりとしてしまった

私は全然大丈夫なのに…

きっと気にしてくれてるんだよね

「裕太…?

私はそんなの全然大丈夫だから。

さっき言ったでしょ?

全部幸せだって。

裕太となら

全部全部幸せだから。」

悲しそうな裕太に安心して欲しいって

思ったら

さっきまで、つたなかったタメ口も

呼び捨ても簡単に出来ちゃった…笑

裕太の顔を見ると

少しびっくりしてる

そりゃそうだよね

さっきまで照れてたもん

裕太
『ありがと。

俺、幸せ者〜〜ふふっ。笑』

ホッとしたのか

さっきまでの暗さは消え

一瞬で元通り

よかった

私もそれなりの決意と覚悟はある

遥華が藤ヶ谷さんと付き合った時

目の当たりにしてたのもあって

その決意を固めるのに

時間はかからなかったのかもしれない

そこからはたわいもない話をして

あっという間に私の家の側

裕太
『ん。着いた。

また部屋着いたら連絡ちょうだい?

今日はありがとう。』

私の方へ振り向いて

そう言ってくれた

「こちらこそ。

とっても幸せな1日になりましたっ」

裕太
『じゃあね。』

車を降りた私に

わざわざ窓を開けてる裕太

返事をする代わりに

窓の高さまで

腰を低くして

手を振った


家に着いてすぐ裕太にLINEする

《 家着いたよ。ありがとう。》

そしてお風呂をささっと済まして

ご飯を食べるよりも…

遥華に電話しなきゃ!ってなって

すぐに電話をかけた

.

104話「もしかして?」→←102話「慣れない」



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設定タグ:玉森裕太 , キスマイ , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:タレント
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裕貴乃(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます!新年早々嬉しいコメントで頑張れます(^^)これからもよろしくお願いします! (2017年1月2日 1時) (レス) id: 74eeff08f3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - この作品大好きです...♪*゚応援しています! (2017年1月1日 17時) (レス) id: b543f3584d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:裕貴乃 | 作成日時:2016年12月11日 21時

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