102話「慣れない」 ページ6
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キスをしてすぐ
扉を開けた玉森さん
後ろからみると
耳が真っ赤
恥ずかしいんだね…
私も今
絶対に顔真っ赤だけど笑
誰も居ない事務所の廊下を
手を繋いだまま歩く
玉森さん
『送るね?』
「はい。ありがとうございますっ」
玉森さん
『ねえ、そろそろ敬語やめよ?笑
俺の彼女なんだからっ。』
俺の彼女って…言い方//
思わず数秒黙り込んでしまう
そして私は絞り出すように声を出した
「うん…少しずつ…ねっ?」
恥ずかしい…
言わせた玉森さんもまた顔真っ赤だし笑
玉森さん
『あ、後呼び方も…
「裕っ…太…///」
玉森さんの言葉と重なるように
発した名前
咄嗟に呼んでしまって
思わず俯く
玉森さん
『食い気味…ずるいよ〜
今の反則…///』
まだまだ照れてる
2人とも今にも炎が出てきそうなくらい
顔が赤くなってる
少しずつ慣れていこう
裕太
『俺もさっき初めて呼び捨てで呼んだ時、なんか緊張したわ…笑』
ん?初めて?
あっ。沖縄の夜のこと
覚えてないんだ笑
「ふふっ。2回目…呼び捨て2回目。」
敬語を無理矢理やめるから
言葉が単語だらけになる
裕太
『えっ?!俺、いつ呼んだっけ?…』
思い出せないみたい…笑
そりゃ寝言だしね笑
「沖縄の夜。寝ちゃったあの日。
寝言で私のこと呼び捨てに…」
つたないタメ口になってしまう
裕太
『うわ〜まさかの寝言…
ちょ、引かなかった?その時。』
「全然っ笑
嬉しかった…です。あっ。」
裕太
『ふふっ。なら良いんだけど。笑
寝言…気を付けるわ笑
ってか
慣れないタメ口も可愛んだけどっ//』
「からかわないでくださいよ〜」
裕太
『ふふふっ。ごめんごめん笑』
駐車場に着いて
繋がれてた手が一旦離れる
裕太
『ん。ここで待ってて?』
「分かった。」
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裕貴乃(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます!新年早々嬉しいコメントで頑張れます(^^)これからもよろしくお願いします! (2017年1月2日 1時) (レス) id: 74eeff08f3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - この作品大好きです...♪*゚応援しています! (2017年1月1日 17時) (レス) id: b543f3584d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:裕貴乃 | 作成日時:2016年12月11日 21時