129話「腕枕」 ページ33
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ふわっと広がるシャンプーの匂い
あっという間に乾かし終わる
「終わったよ〜いい匂い〜」
裕太
『ドライヤーありがとねっ
シャンプー気に入ってくれた?』
「うん!これ好き!」
裕太
『よかった、気に入ってくれて〜
もういい時間だし、寝るかっ』
はーい
歯ブラシ持って〜って
先に洗面所に行く裕太に慌てて
追いつく
2人で並んで笑いあいながら歯磨きして
寝室へ
裕太
『また緊張しだしてる?』
「なんで分かるの…」
裕太
『なんとなく〜笑』
ほら、行くよって
ベッドへ歩く
まだベッドの横に立ち尽くす私
裕太はすぐベッドへ横になった
裕太
『おいで?
腕枕してあげる〜ふふっ。』
「もう〜///」
なんだか嬉しそうな裕太の隣に
恐る恐る入るけど
やっぱり恥ずかしくて
そっぽ向いちゃう
そんな私の髪を後ろから
優しく撫でる裕太
裕太
『今日さ、
小田さんに話したばっかりだったし
半分勢いみたいな感じでAのこと
誘っちゃってさ…
ちょっと強引だったよね?ごめんね。』
「ううん。
でもね、ドキドキし過ぎて
心臓何個あっても足りなかった…///」
まだ恥ずかしくて裕太の方は向けない
裕太
『ふふっ。そんなドキドキしてる
Aも、可愛かったけど?笑』
「またそうやってからかう〜///」
裕太
『だって本当だもん〜笑』
「でもね、裕太が髪乾かしてくれたり
すぐ隣に座ってくれたり
こうやって髪の毛撫でてくれるのも
今の腕枕もすっごい落ち着く…」
裕太
『また…そうやって…』
私の髪を撫でる裕太の手が止まる
そのまま黙り込む裕太
思わず振り向く
「どうした?」
寝てるわけでもなく
伏し目がちな裕太
裕太
『Aの…そういうとこ。
突然、褒めてくれたり…
言葉にしてくれたり…するところ
俺だって、ドキドキしてるのっ』
そう言い終わって
私の目を見てる
「裕太もドキドキするんだ…」
裕太
『するに決まってるじゃん…//』
「ふふふっ。可愛い。笑」
そう言って私は
裕太の髪の毛をくしゃくしゃした
裕太
『さっきと立場逆転してるし笑』
2人で笑いあう
いつの間にか
向き合ってるし
緊張も解けた
「明日、寝坊しないでね?笑」
裕太
『幸せすぎて起きたくないかも〜』
「起きてっ笑」
裕太
『は〜い。笑』
「じゃあ、おやすみ。」
裕太
『おやすみ…』
裕太は私の頬にキスをして
私の髪を撫でた
そのあと
すぐに規則正しい寝息が聞こえてきて
私も眠りについた
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裕貴乃(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます!新年早々嬉しいコメントで頑張れます(^^)これからもよろしくお願いします! (2017年1月2日 1時) (レス) id: 74eeff08f3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - この作品大好きです...♪*゚応援しています! (2017年1月1日 17時) (レス) id: b543f3584d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:裕貴乃 | 作成日時:2016年12月11日 21時