99話「窓際の椅子」 ページ3
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5015室の扉を開ける
そこにはすでに玉森さんが居た
電話中みたいで
まだ私に気付かない
ふいに
遥華に言われた事を思い出して
体温が上がる
まさかだよね…
玉森さんの後ろ姿を見つめ
そう思っていた
部屋の入り口で立ち尽くす私に
電話を終えた玉森さんが
声をかける
玉森さん
『いつの間に?笑
お疲れ様っ
ありがとね、わざわざ』
ふわふわっと笑う玉森さんは
いつも通り
…やっぱり遥華、考えすぎだよ
「お疲れ様です!
さっき来たばっかりです笑」
玉森さん
『ん。なら良いんだけど。
ここおいで?』
玉森さんの隣の椅子をポンポンしてる
「あっ…はい…//」
隣に座ってって言われただけなのに
顔が真っ赤になる
しっかりして私!
って思いながらも
玉森さんの隣に座る
玉森さん
『今日呼んだのはね〜
Aちゃんに
見せたいものがあって…//』
ちょっとだけ耳が赤くなる玉森さん
「なんですか??」
玉森さん
『ふふっ。もう少し待ってて?』
「わかりました笑」
言われるがまま
大人しく待つ
窓際の椅子に並んで座る私達
隣の玉森さんは
チラチラとスマホの画面を見てる
何度も付けたり消したり…
さっきの電話の人かな?
連絡待ってるのかな?
「電話大丈夫ですか?
全然してきて良いですよ??」
玉森さんは目を見開いて
なんだか驚いた顔をしてる
玉森さん
『ち、違うって…///
電話じゃ…ないから大丈夫っ笑』
また照れてる…
なんでこんなに玉森さん照れてるの?
まあ私も隣に座ってって言われて
照れまくってたけど…笑
玉森さん
『よし。Aちゃんっ。
後ろ振り返って?』
玉森さんに言われるがまま
回転式の椅子をクルッとして
窓の方を向く
「うわぁ〜すごい…」
思わず声を出した私の視線先には
いつもの5015室からの景色とは違う
想像以上の景色が広がっていた
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裕貴乃(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます!新年早々嬉しいコメントで頑張れます(^^)これからもよろしくお願いします! (2017年1月2日 1時) (レス) id: 74eeff08f3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - この作品大好きです...♪*゚応援しています! (2017年1月1日 17時) (レス) id: b543f3584d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:裕貴乃 | 作成日時:2016年12月11日 21時