109話「確信」 ページ13
「ね、裕太？」
裕太
『な〜に？』
まだお肉を口に含んだまま
返事をする裕太
「この前さ、
付き合った日に花火見たじゃん？」
裕太
『うん。』
「あれってさ、もしかして
裕太が頼んだの？」
箸を持った裕太の手が止まる
そして目線が私の方へ
裕太
『実は
特別にあげてもらったんだよね。』
淡々と続ける裕太
『俺の親父の知り合いに
花火師の人がいてさ
ちょっと頼んでみた。笑』
開いた口が塞がらない状態の私
裕太
『ばれちゃったか〜笑
気付いたらAがすごい
心配すると思ったから隠してたのに笑』
「そりゃするよ〜
花火大会調べても無いし…笑」
裕太
『いいの！いいの！
俺がしたかったから〜
いつもお世話になりまくりだし？』
いやいや
お世話になってるのは
明らか私の方だよ裕太…笑
とりあえず首を横に振る
裕太
『あっ。でも喜んでもらえた？？』
今度は何度も首を縦に振る
裕太
『ふふっ。なんか話してよ笑』
「あ。笑
凄い感動した！
もしかして特別に
頼んでくれたのかなって考えたら
更に嬉しい。」
裕太
『なら良かった〜
頼んだ甲斐があったわ。』
そう言って裕太は
ふわっと笑って
裕太
『うわっ。お肉焦げる！』
ってまた食べ始める
そんな裕太を見ながら
本当に出会えて良かったと
この人となら幸せになれるんだって
たとえ芸能人でも
アイドルでも
普通のカップルと違くても
幸せな毎日が過ごせる
そう確信した
お肉は結局
裕太がほぼ完食
お会計も裕太が済ませてくれて…
帰りのタクシーまで呼んでおいてくれた
裕太
『じゃあ、俺
北山と薮のとこ顔だしてから帰るから』
「分かった。
ありがとね。色々。」
裕太
『全然大丈夫っ
じゃあ気を付けて帰って？
また部屋ついたら連絡ちょうだい〜』
「もちろんっ
じゃあまた！」
バイバイしたくなかったけど
こればかりは仕方がない
エントランスにいた
タクシーに乗って
そのまま自宅に帰った
.
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裕貴乃(プロフ) - 桜さん» コメントありがとうございます！新年早々嬉しいコメントで頑張れます(^^)これからもよろしくお願いします！ (2017年1月2日 1時) (
レス) id: 74eeff08f3 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - この作品大好きです...♪*ﾟ応援しています！ (2017年1月1日 17時) (レス) id: b543f3584d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕貴乃 | 作成日時：2016年12月11日 21時
