貴方と出逢えて。 (ページ18)

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『ん、...頭いた』

どこだ？ここ。

「あー！そっちやない！」

健ちゃんの声...？

『鈴村さん？』

鈴村「起こしてもうたか？ごめんな」

『いや、えっと何してるんですか？』

鈴村「あぁ、こいつらにごはんをあげてたんやけどな～」

犬？

『キャバリア、ですか？』

鈴村「たぶんな。ちゃんとしたのはわからへん」

『どうしたんです？この子達』

鈴村「潤にな「鈴さん！おれんちの近くで子犬が捨てられてて、でもおれんちペット禁止なんでお願いします！」
って言われて、今に至る！笑」

『じゃあ鈴村さんが飼ってるんですか？』

鈴村「う～ん、1匹なら引き取れるんやけどな、2匹は...」

『そうですよね、大変ですもんね』

鈴村「そうそう。」

『だれかいないんですか？引き取ってくれそうな人』

鈴村「そう簡単にはなー、ん？そうや！A！」

『えっ？』

鈴村「1匹引き取ってくれんか！」

『えぇ！』

鈴村「頼む！このとーりや！」

鈴村さんは私の前で手を合わせておねだりポーズをしてる。
この人は自分が可愛いってことを自覚してるのか

鈴村「やっぱ、あかんよな...」

『はぁ、いいですよ。』

鈴村「！ほんまか！？ありがとう！」《ぎゅっ》

うわ。うわ！ハグはダメって！

鈴村「ん？どうした？顔赤いぞ？」

貴方が原因ですよ！

『大丈夫です！犬！なまえって』

鈴村「犬1号と犬2号や！」

『だめですよ！ちゃんとそういうのはしてあげないと！』

鈴村「冗談やって笑今決めよか」

『なら、いいです！考えてるんですか？』

鈴村「よし、モモとウメや！」

『おぉー、』

鈴村「なんやその微妙なリアクションは！モモときたらウメやろ！ウメときたらモモやろ！」

『可愛いと思います』

鈴村「やろ！！モモ～ウメ～おいで」

するとモモは鈴村さんのところへ
ウメは私のところへきた。

鈴村「決まったな。ウメをよろしく」

『はい！ウメ～よろしくね』

鈴村「ほな、ごはんにしよか！」

『あっはい！』

鈴村「そや、A。お前昨日潰れたんやぞ。何杯飲んだ？」

『えっと、生ビール3杯目からあやふやです...』

鈴村「お前弱いんやな～、ほんまおんぶとか腰痛かったわ～」

『えっ！ごめんなさい！』

鈴村「デコピン」

『え？』

鈴村「デコピンでチャラにしたる」

『っいったぁ！』

鈴村「どや！俺の黄金のスマッシュは」

『めっちゃ痛い！』

鈴村「ふふん笑ほな、仕事行くわ。ウメのことで困ったことあったら連絡し～」

『はい！』