貴方と出逢えて。 (ページ16)

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櫻井side

Aちゃんと飲みに来た。
健一も誘ってたんだけど伝えてなかったから
目の前で2人は今硬直してる。

櫻井「おれが誘ったんだ～」

って言ったら、

『なんで言わないんですか！』「なんでいわなかったんや！」

声を揃えて言うもんだからしばらく笑いが止まらなかったよ

櫻井「とりあえず座って座って」

鈴村「おう」

櫻井「あれ？なんでそっち？」

鈴村「Aがおるのになんでわざわざお前のとなりに座らないかんのや」

櫻井「そっかそっか」

健一は気にしないでAちゃんの横に座ったんだろうけど、Aは緊張しすぎでしょ笑

櫻井「Aちゃん何頼むんだっけ？」

『私も生で』

鈴村「Aお酒飲めるんか！？」

『飲めるよ！とっくに成人だよ！』

鈴村「そうか～大人になったんやな～」

なーんて、会話をしながらまたAちゃんの頭なんか撫でちゃってさ

櫻井「ほんと家族みたいだよねー」

『私と鈴村さんですか？』

櫻井「そうそう」

鈴村「まぁ、生まれた時から知ってるしな～」

櫻井「2人って家が近かったんだっけ？」

鈴村「ん～、こいつの上と仲良くてな、家も近くて、それでかな。俺が12の時Aが生まれて妹おらんかったから妹できたみたいで嬉しかったわ」

櫻井「へぇ～、今も仲良いってすごくない？」

『兄の方が高校が鈴村さんと一緒で大学は違ったんですけど目指す仕事が似てたので...それでですかね』

櫻井「えっ！？お兄さんも声優？」

鈴村「ちゃうちゃう、音響監督や。孝宏も何回か世話になってるはずやで」

櫻井「え？なんてなまえ」

『田中よしきです』

櫻井「えー！！！おれラジオでもイベントでもお世話になったことある！」

鈴村「そうそう、でな～俺とよしきが上京するときAが可愛かってん」

櫻井「なんでなんで？」

『ちょ、鈴村さん！それは/

鈴村「Aが『いかんといて～大きくなったらお嫁さんにしてくれるって約束したやんか～さびしいー！』って泣いてしまってな～」

櫻井「それは、かわいいね」

そんなの言われたら嬉しいだろうな～
他にも健一はAちゃんとの思い出話しを
そりゃあ、嬉しそうに話してる
Aちゃんは恥ずかしいのかさっきから黙ってお酒飲んでるけど...

鈴村「孝宏明日何時や？」

櫻井「あ、明日朝からだ」

そういって時計をみるともう11時を回っていた