こじらせ中につき 6 ページ6
白蘭「綱吉クンの家に行くの？
ボクもついていっちゃおっかな♪」
その声の方を思わず見上げると、そこには羽根をパタパタと羽ばたかせた白蘭が上空に浮かび、胡座をかいて俺たちを見下ろしていた。
すぐさまAの目つきが鋭くなる。
貴「街中で飛ぶなって言ってるだろ、白蘭」
説教するような口調のAに、白蘭はニコッと笑いながらその内容に従った。
白蘭「や、Aちゃん。
偶然だね」
貴「待ち伏せしてたクセに。
お前…まだちゃんと制服着てないのか？」
正一くんと同じ学校に通う白蘭は、本来なら学ランの夏服を着ているべきであるにもかかわらず、ブレザー調のズボンと半袖ワイシャツを着ていた。
それが白蘭のオーダーメイド品だということは俺たちもよく知っている。
白蘭「だってこっちの方が僕らしいでしょ？
学校側には許可もらってるもん♪」
貴「無理やり許可させたんだろ。
まあ、似合ってるけどさ…お前がそうだと一緒にいる正一くんが疲れちゃうじゃないか。」
白蘭「そう？正チャンも毎日楽しそうだけど」
貴「正一くんの腹痛の頻度が多くなってることに気づけよ…」
お約束の会話をしたところで、Aは自分より背が高い白蘭の顔を見上げた。
貴「で、要件は？」
白蘭「いつもと同じ。
好きな子に会いに来ただけさ。
もし許されるなら、このままデートにも誘いたいかな」
思わずこちらがドキッとするような言葉に、Aは1度まばたきをして言った。
貴「悪いが予定がある。
いや、予定がなくてもお前とはデートしない。」
白蘭「あらら、今日も振られちゃった。
じゃあボクも綱吉クンの家に遊ぶのに混ぜてもらおっかなー」
ツナ「え！白蘭も！？」
白蘭「ダメかい？」
獄寺「良いわけねーだろ！」
白蘭「えー、ひどいなー。」
過剰に反応する獄寺くんに白蘭は笑顔でそう言った。
白蘭「ま、いいや。
Aちゃんに振られちゃったし、その分は正チャンで遊ぼうかな」
正一くん『で』って…
白蘭の言葉に思わず表情筋を引きつらせていると、Aはため息をついて言った。
貴「白蘭…ちょっと話がある。
ごめん、ツナ達は先に帰ってて。
あとでいくね」
ツナ「え……うん」
Aが白蘭に話…しかも、わざわざ俺たち抜きで。
ツナ(説教？それとも何か…俺たちには言えない悩みとかあるのかな)
そんな疑問を抱きながらも、俺たちはAの言葉に従ってその場を離れていった。
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くれは - お返事ありがとうございます！こちらこそ、長々とすいません。実際超長編って言うのは、とても嬉しいです！なので、最初は何話ぐらいあるのか確認してしまうので。いつもワクワクしながら、読まして頂いてます！！更新宜しくお願いします！ (2018年3月29日 22時) (
レス) id: f016ba2d4c (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - くれはさん» コメントありがとうございます！長いことを褒められたのはわりと初めてな気がしますwいつもこんな超長編を読ませてしまってすまない…という気持ちで書いてたので心が軽くなりました！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年3月29日 19時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
くれは - とても面白いです！何より、作品の世界観を壊してないって言う所が、とても良いなと思います！逆ハーって自分的に当たり外れがあるので(笑)。それに、面白くてもすぐに終わるって言うのが何かなーと思うんですが、ここまで長く続いてなおかつ面白いって最高ですね！！ (2018年3月29日 17時) (レス) id: f016ba2d4c (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ぷちみるくさん» コメントありがとうございます！ようやく続編できました！よろしくお願いします〜！ (2018年2月2日 9時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
ぷちみるく(プロフ) - らっくさん不足で作品を１から見返してました！笑 更新焦らず頑張ってください！いつでもまってます！ (2018年1月24日 15時) (レス) id: b1fa13ccf1 (このIDを非表示/違反報告)
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| 作成日時：2017年12月24日 10時
