プールサイドで捕まえて 10 ページ26
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雲雀「白いののとこのガキのために、プールにね…」
貴「すみませんでした。
ほんっとうに反省してるので、今日のところはこれで…」
雲雀「ダメ。君、最近なんでも咬み殺されれば許されると思ってるでしょ。罰が罰の役割を果たしてない」
貴「そんな…！」
暗闇の中でも正確すぎるトンファーの舞を食らわされたオレは、プールサイドに正座させられていた。
早く帰らないとブルーベルが寝ちゃうよ…風邪引いちまう。
その時、ようやく雲から出てきた月がオレたちを照らして、オレはそこでやっと雲雀さんの姿を正しく認識することができた。
白の半袖ワイシャツに風紀の腕章、そして黒いハーフパンツ。
てっきり制服を着ているかと思っていたオレはその私服姿に少し驚く。
けど、それは雲雀さんも同じだったらしい。
雲雀「…なんで、そんな格好なの。」
貴「え？」
またダサいとか言われるのか！？と心の中で身構える。
が、海パンの上にTシャツなんてよく見る格好だろう。何か変なんだろうか。
雲雀「…透けてる」
目を逸らしながら言われて、オレは白地のTシャツが濡れたままの下着に張り付いてしまっていることに今更気づいた。
貴「あ…あはは…タオル忘れて」
恥ずかしさから動いた腕がそれとなく胸を隠させる。
男装してる時はトランクスやサラシなんて見られても恥ずかしくないのに、女性下着の時はとても羞恥心を感じるのはなぜなんだろうか。
雲雀「それで帰るつもりだったの、この夜道を」
貴「ウルがいないと夜の炎もまだ不安定ですから…えへへ」
雲雀「そういう隙の多さはまだ直ってないみたいだね。」
貴「しゅ、羞恥を感じるようになったところは成長と言えるのではないでしょうか」
雲雀「…確かに下着同然の姿を見られてもあっけらかんとしてた頃よりはマシかもね。
けど」
貴「へ？」
次の瞬間、グイッと胸倉を掴まれて
無理やり上に引き上げられたオレの顔に雲雀さんが近づいてくる。
貴「ちょっ、なんですか！」
とっさにググッと雲雀さんの顔を押し返して抵抗する。
でもそんなのはわかってたように、雲雀さんはオレの手首を掴んで退かして、さらに顔を近づけた。
フラッシュバックするのは、冬に保健室でされたキスのこと。
貴(ま、また…！？)
思わず顔を逸らせば
雲雀「…。」
雲雀さんは少し考えるように止まってから…オレのしっとりと濡れた首筋に唇を落とした。
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くれは - お返事ありがとうございます！こちらこそ、長々とすいません。実際超長編って言うのは、とても嬉しいです！なので、最初は何話ぐらいあるのか確認してしまうので。いつもワクワクしながら、読まして頂いてます！！更新宜しくお願いします！ (2018年3月29日 22時) (
レス) id: f016ba2d4c (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - くれはさん» コメントありがとうございます！長いことを褒められたのはわりと初めてな気がしますwいつもこんな超長編を読ませてしまってすまない…という気持ちで書いてたので心が軽くなりました！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年3月29日 19時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
くれは - とても面白いです！何より、作品の世界観を壊してないって言う所が、とても良いなと思います！逆ハーって自分的に当たり外れがあるので(笑)。それに、面白くてもすぐに終わるって言うのが何かなーと思うんですが、ここまで長く続いてなおかつ面白いって最高ですね！！ (2018年3月29日 17時) (レス) id: f016ba2d4c (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ぷちみるくさん» コメントありがとうございます！ようやく続編できました！よろしくお願いします〜！ (2018年2月2日 9時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
ぷちみるく(プロフ) - らっくさん不足で作品を１から見返してました！笑 更新焦らず頑張ってください！いつでもまってます！ (2018年1月24日 15時) (レス) id: b1fa13ccf1 (このIDを非表示/違反報告)
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| 作成日時：2017年12月24日 10時
