プールサイドで捕まえて 5 ページ21
ドアスコープを覗いてみても、そこには誰もいない。
貴「？」
首を傾げながらそっと開くと…そこには
ブルー「A…」
セーラー服のスカートをぎゅっと握りながら、ぷるぷると涙を堪えるブルーベルがいた。
貴「ブルーベル…こんな時間にどうした？
今日は1人で来たのか？」
いつもなら真6弔花の誰か…特に白蘭がいるはずなのに、今日は珍しく1人でここに来たらしい。
貴(一体どうして…)
その疑問に答えを得る前に、ブルーベルがオレに駆け寄り、抱きついた。
ブルー「う…にゅぅ…」
貴「…。」
ひとまずその背中をさすり、怪我をしたりどこかが痛いわけではなさそうだと確認する。
貴「中、入ろっか。」
ブルーベルの小さな体を抱き上げ、靴を脱がしてリビングに運ぶ。
ソファーに座りながら、膝の上に乗ったブルーベルの頭を撫でた。
貴「どーした、かわいこちゃん。
目が腫れちゃってるじゃないか。」
Tシャツの胸元にすがりつくブルーベルの涙を拭うと、ブルーベルは小声で言った。
ブルー「…白蘭がいじわるするから、家出したの。」
貴「家出？」
ブルー「…お願いA、白蘭に連絡しないで。」
さらにTシャツを強く握られて、オレはその手を安心させるように優しく抱きしめた。
貴「分かった、しないよ。
だからちゃんと話してごらん。」
白蘭がブルーベルにいじわるするのなんかほとんど見たことないけど…だからって、家出までして来たブルーベルを信じないわけにはいかない。
貴(本当の兄妹みたいに仲が良いのに…喧嘩なんて珍しいな。)
それからポツリポツリと語り出したブルーベルの声に耳を傾け、オレはブルーベルの小さな体を抱きしめ続けた。
・
貴「えーっとつまり、『思う存分泳ぎたい』ってワガママを言ったら、白蘭に却下されたってこと？」
ブルー「ひどいでしょ！
ブルーベルが泳ぐの大好きだって、白蘭は知ってるのに！！」
貴「市民プールとかじゃダメなの？」
ブルー「たまには修羅開匣して思いっきり水で遊びたいの！ブルーベアと泳ぎたいの！」
修羅開匣して暴れられる場所…ってなかなか無いよな。この時期は海だって混むし、人目につかないようにってのは難しい。
白蘭もボンゴレに行動を制限されてる分、どうしてもブルーベルのお願いを叶えてあげられない部分もあるんだろう。
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くれは - お返事ありがとうございます！こちらこそ、長々とすいません。実際超長編って言うのは、とても嬉しいです！なので、最初は何話ぐらいあるのか確認してしまうので。いつもワクワクしながら、読まして頂いてます！！更新宜しくお願いします！ (2018年3月29日 22時) (
レス) id: f016ba2d4c (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - くれはさん» コメントありがとうございます！長いことを褒められたのはわりと初めてな気がしますwいつもこんな超長編を読ませてしまってすまない…という気持ちで書いてたので心が軽くなりました！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年3月29日 19時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
くれは - とても面白いです！何より、作品の世界観を壊してないって言う所が、とても良いなと思います！逆ハーって自分的に当たり外れがあるので(笑)。それに、面白くてもすぐに終わるって言うのが何かなーと思うんですが、ここまで長く続いてなおかつ面白いって最高ですね！！ (2018年3月29日 17時) (レス) id: f016ba2d4c (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ぷちみるくさん» コメントありがとうございます！ようやく続編できました！よろしくお願いします〜！ (2018年2月2日 9時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
ぷちみるく(プロフ) - らっくさん不足で作品を１から見返してました！笑 更新焦らず頑張ってください！いつでもまってます！ (2018年1月24日 15時) (レス) id: b1fa13ccf1 (このIDを非表示/違反報告)
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| 作成日時：2017年12月24日 10時
