こじらせ中につき 3 ページ3
ツナside
「へー！それで沢田と遅刻して雲雀さんに咬み殺されちゃったの？」
「花村くんがゲームやりすぎで寝不足なんて意外かもー。」
貴「あはは、そうかな。
結構ツナ達とはゲームやるんだよ。」
クラスの女子に囲まれながら、柔らかな王子様スマイルで応える姿のA。
中学2年までの、クラスメイトに対してクールだったAからは考えられないその応対に未だに慣れなくて、俺は無意識にその愛想笑いを眺めている。
すると、会話を切り上げたAがこちらを見て…視線が合った俺のもとへと歩いてきた。
ツナ「今日もキラキラしてるなー、A。」
貴「んん？雲雀さんに咬み殺されてボロボロだけど？」
ツナ「そうじゃなくてさ…なんていうか、オーラが去年より『王子様』って感じ。
今年の1年生にもすでにそのあだ名で広まってるんでしょ？」
中2の終わりに少し女の子らしくなったA。けれど今はもうあの時の翳りもなく、以前のように男らしいままでいる。
それだけでなく、Aはクラスメイトに愛想を向けるようになって、去年確執を生んだ英語の先生ともいつのまにか和解して、ファンクラブともそれなりに付き合って…
まさに完璧な『並中の王子様』が、ここに改めて誕生しつつある。
貴「これも修行みたいなもんだよ。
裏社会で不愛想な態度が許される人間なんか、よっぽどの腕を持ってるか権力を保持してる人間だけなんだから。
誰にでも程よく愛想を向けられるようにならねーとな」
「愛想を振りまきながら、大事なところでは一線引くのが大事なんだ」と言いながらAはぐにーっと自分の頬を摘んで口角を上げてみせた。
ここで裏社会を想定して話すのは、Aが今や本当に裏社会の人間になりつつあるからだ。
春休みで俺やリボーンとの修行を終えたAは、以前から少しずつ受注していた裏関係の仕事を増やした。
今は普通に俺たちとの生活を送ることを望みながらも、以前より力の無くなった自分が大人になった時に弱いままでないように、Aは実戦経験を積んでおきたいみたいだ。
それと生活費を稼ぐ目的や、初代たちが目指したように『マフィアを改革する』という悲願を達成するための下積みをしてるのも理由の要素だろう。
ツナ(リボーンが仕事を仲介してるから、命に関わるようなモノや明らかに危ない仕事は受けてないみたいだけど…俺としてはちょっと複雑なんだよな。)
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くれは - お返事ありがとうございます！こちらこそ、長々とすいません。実際超長編って言うのは、とても嬉しいです！なので、最初は何話ぐらいあるのか確認してしまうので。いつもワクワクしながら、読まして頂いてます！！更新宜しくお願いします！ (2018年3月29日 22時) (
レス) id: f016ba2d4c (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - くれはさん» コメントありがとうございます！長いことを褒められたのはわりと初めてな気がしますwいつもこんな超長編を読ませてしまってすまない…という気持ちで書いてたので心が軽くなりました！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年3月29日 19時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
くれは - とても面白いです！何より、作品の世界観を壊してないって言う所が、とても良いなと思います！逆ハーって自分的に当たり外れがあるので(笑)。それに、面白くてもすぐに終わるって言うのが何かなーと思うんですが、ここまで長く続いてなおかつ面白いって最高ですね！！ (2018年3月29日 17時) (レス) id: f016ba2d4c (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ぷちみるくさん» コメントありがとうございます！ようやく続編できました！よろしくお願いします〜！ (2018年2月2日 9時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
ぷちみるく(プロフ) - らっくさん不足で作品を１から見返してました！笑 更新焦らず頑張ってください！いつでもまってます！ (2018年1月24日 15時) (レス) id: b1fa13ccf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・
| 作成日時：2017年12月24日 10時
