夕焼けのジンクス 3 ページ42
チャペルの前に静かに立つ。
少し強い風が出始めていて、Aのスカートがヒラヒラと風に揺れている。
ドキドキと夕陽を待ちわびる俺とは真逆に、Aは落ち着かないようにソワソワし始めた。
貴「な、なあ。本当に夕陽見るつもりか？」
ツナ「え？」
貴「ツナ、変な意地張ってるだろ。
やっぱ今からでもリボーンさん呼んでこようか？リングもあるしすぐに夜の炎で捕まえてくるよ」
Aが言っている意味がわからなくて俺は目をまたたきながら首をひねる。
ツナ「えっと、なんでリボーン…？」
貴「言っていいのかわからないけど…ツナの好きな人ってリボーンさんだろ？」
ツナ「はあ！？」
俺がリボーンを好き！？
何がどうなってそんな結論に…！？
ツナ(Aって、頭良すぎてたまに思考が変なところに至るよな…)
なぜか申し訳なさそうなAの言葉に耳を傾ける。
貴「ゴメン、いつかツナから教えてもらうって言ったのに約束破って…
でもツナとずっと過ごすうちにツナがどれだけリボーンさんのこと想ってるかわかったから、協力したいんだ。」
ツナ「えっと…1ついい？
いつからそういう風に思ってたの？
俺がその…リボーンを好きかもしれないって」
貴「たしか…去年の冬くらいから、だったかな。」
ツナ「そ、そんなにも前から…！？そんな誤解されてたなんて…」
手を離してヘニャッとチャペルの柱にもたれれば、Aは俺を心配そうに見ながら首を傾げた。
貴「誤解ってなんだ？」
ツナ「…俺の好きな人って、リボーンじゃないよ。」
貴「ええ！？」
ツナ「確かにリボーンは大切な相棒だけど、恋愛的な感情なんか一切ないし、あのスパルタ教師に惚れてる自分を想像すると正直ゾッとする…」
貴「え、いや、え！？
ちょ、ちょっと待ってね。思考が追いつかない。」
告白のチャンスかと思いきや、混乱したAにストップをかけられて俺はその様子を見守る。
「う〜〜〜ん？」と唸りながら思考回路をフル回転させているAは、よほど俺の言葉に衝撃を受けたらしい。
ツナ(そりゃなにやっても響かないわけだよ…他に好きな人がいると思われてたなんて。)
……いや、違うか。
響いてても気づけなかっただけだ。
俺が隣のAをちゃんと見てなかったから。
そっと手をつなぎ直せば、Aは唸っていたのをやめてビクッとこちらを見る。
真っ赤になった顔は嫌がってるわけではなさそうで、俺は安心して笑みをこぼした。
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らっく(プロフ) - るのさん» お久しぶりです！まず仲良くなれるのか、自分の過去を見つめ直すってのは具体的にどう動くことなのかが気になりますよね…！まずは過去に花村ちゃんが通ってた学校についてのお話からになると思います！お楽しみに〜 (2018年3月9日 3時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - しらすさん» 問題はそこですよねw仲直りしたいのか、したとしたらどちらの世界に残るのかが今回の大きな問題となりそうです…！弟、祖父、継母、そして影の薄い父！一体どんな人たちなのかお楽しみに！ (2018年3月9日 3時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ルナさん» 何を目的に行くのか、どんな結末を迎えるのか、ツナ達はどう動くのかをぜひおたのしみに(^^) (2018年3月9日 3時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
るの(プロフ) - 元の世界に帰省中って…すごい笑。花村ちゃんは家族と仲良くなれるのか心配だし、ツナとの関係も気になるし、個人的にはツナ以外の絡みも推奨だし…、うわー気になる！笑笑 (2018年3月5日 23時) (レス) id: e28b6ef9a8 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - 花村ちゃん 帰省のレベルが高すぎる…w 帰ってきてくれるのかな…？やっぱり 少しは家族と仲直りして欲しいけどどうなんだろう 花村ちゃんは仲直りしたいと思ってるのかなー？もしかしたら花村ちゃんのおとうともいるかもなんだよねー！たのしみ！ (2018年3月5日 23時) (レス) id: 3d84dab3ef (このIDを非表示/違反報告)
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| 作成日時：2018年2月28日 13時
