人でなしは海辺で笑う 7 ページ28
イェーガー「花村Aが７³を託した意義
分かったつもりでいたが…重荷ばかり背負ってきた人生だ。またつまらぬ癖で無駄な義務感を背負い込もうとしていた。
それを正すために与えられた休息であったか。」
そう言ったイェーガーは、少しだけAと似てると思った。
重圧を背負うことに慣れてしまって、頭がいいからいつも大局を見てしまって…だからこそ自由になってもいつのまにか色んなことを考えすぎて、縛り付けて、自分から歪んでしまう。
リボ「お前、けっこうAのこと気に入っただろ。」
イェーガー「残念ながらそれはない。
あいつは我々を人間たらしめる恩人でありながら、復讐者からその存在理由である復讐を奪った残虐者だ。
だから俺はあいつを好きになれない。
…だが」
足もとからひと掬いの砂を手に、イェーガーはそれを握り…もう1度優しく手を開いた。
イェーガー「我々の姿が完全に人間に戻る何十年後、何百年後の世界で、万が一 復讐の傷が癒える時が来たら…我々が人間として死にたいと望む日が来た時には…これくらいの好意は持っているかもな。」
『お前に砂1粒ほどの好意をもった』とAに言ったイェーガーの言葉が耳元に蘇った。
イェーガー「良い休息となった。
デートをしてくれた花村には感謝をしよう。」
山本「そういや、イェーガーってデート中に俺たちが尾行してるの気づいてたよな？
なんですぐに追及しなかったんだ？」
イェーガー「お前たちも含めて練習なのだと思っていた。」
リボ「練習？」
イェーガー「ああ、花村Aに頼まれたのだ。この島の観光地はデートスポットばかりで、ただ回るのもありきたりでつまらないから、いつかできるかもしれない恋人と来た時に女らしく過ごす練習をしたいと。
俺はこの時代のデートというものをよく知らないので、後ろから見守り役がいるのもそのデートとやらの練習の一環だと思っていたのだが…どうやらただの野次馬だったようだな。」
Aが観光案内をデートって言ったり、可愛い格好してたのって…『デートの練習』をしてたから？
ツナ(それって単に気まぐれで？
それとも好きな人がいるから…？
うわ〜めちゃくちゃ気になる！
ていうか、デートの練習の相手なら俺がなりたかったよ〜！！)
貴「いい加減に…してくれ！！」
リングなしで大地の炎を灯したAが、白蘭からサッとリングを取り返して空に逃げていくのを、俺はなんとも言えない表情で見上げたんだ…。
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らっく(プロフ) - るのさん» お久しぶりです！まず仲良くなれるのか、自分の過去を見つめ直すってのは具体的にどう動くことなのかが気になりますよね…！まずは過去に花村ちゃんが通ってた学校についてのお話からになると思います！お楽しみに〜 (2018年3月9日 3時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - しらすさん» 問題はそこですよねw仲直りしたいのか、したとしたらどちらの世界に残るのかが今回の大きな問題となりそうです…！弟、祖父、継母、そして影の薄い父！一体どんな人たちなのかお楽しみに！ (2018年3月9日 3時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ルナさん» 何を目的に行くのか、どんな結末を迎えるのか、ツナ達はどう動くのかをぜひおたのしみに(^^) (2018年3月9日 3時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
るの(プロフ) - 元の世界に帰省中って…すごい笑。花村ちゃんは家族と仲良くなれるのか心配だし、ツナとの関係も気になるし、個人的にはツナ以外の絡みも推奨だし…、うわー気になる！笑笑 (2018年3月5日 23時) (レス) id: e28b6ef9a8 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - 花村ちゃん 帰省のレベルが高すぎる…w 帰ってきてくれるのかな…？やっぱり 少しは家族と仲直りして欲しいけどどうなんだろう 花村ちゃんは仲直りしたいと思ってるのかなー？もしかしたら花村ちゃんのおとうともいるかもなんだよねー！たのしみ！ (2018年3月5日 23時) (レス) id: 3d84dab3ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・
| 作成日時：2018年2月28日 13時
