厄介なライバル視 2 ページ36
貴「そういえば、9代目のところへは行かれたんですか？向こうに見える屋敷へ行けばすぐに…」
ザン「あ？なんで俺がジジイに会いに行かなきゃならねえんだ。…あいつが呼んで、俺は来た。
それでいいだろ、ドカス」
貴「はは、それもそうですね。」
XANXUSと対等に話すAの声が耳に届く。
いまだにそちらの方向を見れない俺を、XANXUSがなぜか静かに見据えたあと…ニヤッと笑った。
ザン「…花村。」
貴「え？あ、はい？」
少し上げた視線の先で、Aの足がXANXUSに近づいていく。抱き寄せられて足が動いたという表現の方が正しいのかもしれない。
ザン「テメェ、この島のジンクスを知ってるか？」
貴「え？さあ…」
山本「ジンクス？そんなのあるのか？」
島のジンクス、という言葉に俺の体がピクッと反応する。
ツナ(ま、まさかジンクスって…俺が9代目に教えてもらったアレのこと…！？)
ザン「フッ…知らねえならいい。
あとでお前に教えてやる。
だから、今日の夕方俺に会いに来い。」
貴「夕方に？」
ザン「ああ、陽が沈む前にだ。
他の奴に声をかけられちゃいねーんだろ？」
貴「ええ、1日泳いでるだけなのでその時間遊ぶってんなら別に構いませんよ。危ないことじゃないですよね？」
ザン「行為自体は他愛もないことだ。
…他に邪魔するカスが現れれば、危険なことになる可能性はあるがな。」
貴「？」
俺が誘うよりも早く、思わぬ伏兵にAとの約束を取り付けられてしまう。
ツナ(な、なんでXANXUSがAを！？
いや…今はそんなことより、俺もAを誘わないと！！)
バッと顔を上げて、慌ててAを誘おうとする。
XANXUSのすぐそばであいつの顔を見上げるAの綺麗な横顔が目に入って、それだけで俺はまた言葉を失った。
ツナ「んぐっ！」
獄寺「じゅ、10代目！？」
山本「どうしたツナ！？」
ツナ(か、可愛すぎて鼻血出そう…無理だ、こんな状態じゃまともに話せないよ！)
貴「ツナ…？
ん？あれは…しとぴっちゃん！！
すみませんXANXUSさん、また夕方にここで！
しとぴっちゃーん！水着返してー！！
あとスカルさんのペットの大ダコを食べちゃダメー！！」
そう言って、Aは自分を抱き寄せていたXANXUSの腕をすり抜けると勢いよくビーチを走っていく。
その後ろ姿を追うこともできないまま、俺はAを誘う機会を失ってしまったんだ。
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らっく(プロフ) - しらすさん» お互い頑張ろうとして空回りしてますよね、ツナも花村ちゃんもwさてさてもうすぐ旅行1日目も終わりです！ (2018年2月28日 13時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - 今回の話 ツナのダメっぷりが存分に出ている…w 彼パーカーとか 萌えの究極だー！！！ツナには頑張って チャペルに行って欲しい…ついでに好きな相手がリボーンだという勘違いも正してくれると…w (2018年2月27日 23時) (レス) id: 3d84dab3ef (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 明日か明後日11です〜今回もたくさんのコメントと評価と登録ありがとうございました！ (2018年2月26日 23時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ルナさん» 幽霊疑惑出てきましたねwもうすぐ11！更新頑張ります！ (2018年2月26日 22時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - え、なになに…めっちゃ先が気になる！！らっくさんなかなか焦らしてきますねぇ……も、もしや幽霊…だったりします？ (2018年2月26日 17時) (レス) id: 9b1390adf3 (このIDを非表示/違反報告)
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| 作成日時：2018年2月16日 13時
