未分なオレと私 13 ページ32
貴「！」
反射的に裏拳を繰り出すと、白蘭はそれをヒョイっと避けてくすくすと笑った。
首に抱きつき直す白蘭の素肌が背に触れる。こいつも水着に着替えたんだな、と思った。
白蘭「ゴメンね？間違えて当たっちゃった。」
貴「…本当に間違えたんだな？」
白蘭「うん、マシマロみたいで気持ちよかったよ♪」
貴「感想は求めてねえよ…バカ」
フーッと息をつき、肩越しにこちらを見る白蘭の頭をコツンとぶつ。
今度は避けなかった白蘭は「あいたっ」と声を上げながらも笑顔のまま、雲雀さんを見た。
その瞬間から不思議と悪寒が走り始めたのは、さっきの口論の時よりも場の空気が険悪になったのを感じ取ったからだ。
白蘭「やあ、雲雀クン」
雲雀「君が…ここまでAを追いかけてくるなんてね」
白蘭「それはお互い様♪」
雲雀(Aにセクハラしないでくれる？
さっさと離れなよ)
白蘭(Aちゃんに触れないからって嫉妬するのやめてほしいな♪ボクは君と違って、触っても軽く叱られるだけの信頼関係を築いてるんだよね)
雲雀(信頼関係？触られても異性として意識されてないってだけじゃない。)
言葉で牽制、視線で牽制…何か無言の応酬をする2人を息を飲んで見守っていると
雲雀さんから視線を外した白蘭が先にこちらを見た。
白蘭「Aちゃん、ユニちゃんが一緒に遊びたいってさ」
貴「そうか！じゃあ今からでも早速…」
白蘭「なに言ってんのさ。
まだこれ綱吉クンに見せてないんだろ？」
貴「お、おう…」
白蘭「なら先に見せてきなよ。
ほら、あそこにいる。」
白蘭が指さした方を見ると、まだ獄寺たちと一緒にいるツナが誰かを探すようにキョロキョロと辺りを見回していた。
白蘭「ボクは雲雀クンと話があるから、ね。」
ニコッと切れ長な目を細めながら押されれば、その応援を断る理由はどこにもない。
貴「じゃ…じゃあ行ってくる。」
白蘭「ウン♪またあとでね〜」
白蘭に手を振り、雲雀さんに頭を下げてオレは砂浜を再び駆けた。
・
雲雀「…いやに沢田の肩を持つね」
白蘭「一応あの2人を応援してる立場の人間だからね。ま、今回の綱吉クンの変化で悠長に構えているわけにはいかなくなったけど。」
雲雀「…？」
白蘭「フフッ…そうだ、雲雀クン。
邪魔しちゃったお詫びに１つ面白いことを教えてあげるよ。
この島に伝わる面白いジンクスをね」
そう言って白い男は、静かに黒い笑みを浮かべた。
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らっく(プロフ) - しらすさん» お互い頑張ろうとして空回りしてますよね、ツナも花村ちゃんもwさてさてもうすぐ旅行1日目も終わりです！ (2018年2月28日 13時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - 今回の話 ツナのダメっぷりが存分に出ている…w 彼パーカーとか 萌えの究極だー！！！ツナには頑張って チャペルに行って欲しい…ついでに好きな相手がリボーンだという勘違いも正してくれると…w (2018年2月27日 23時) (レス) id: 3d84dab3ef (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 明日か明後日11です〜今回もたくさんのコメントと評価と登録ありがとうございました！ (2018年2月26日 23時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ルナさん» 幽霊疑惑出てきましたねwもうすぐ11！更新頑張ります！ (2018年2月26日 22時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - え、なになに…めっちゃ先が気になる！！らっくさんなかなか焦らしてきますねぇ……も、もしや幽霊…だったりします？ (2018年2月26日 17時) (レス) id: 9b1390adf3 (このIDを非表示/違反報告)
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| 作成日時：2018年2月16日 13時
