未分なオレと私 10 ページ29
貴(な、何はともあれこれでツナ達のところに…)
さっきまでツナがいた方向を見ると、相変わらずそこにいたツナと獄寺がチビたちに絡まれて楽しげに騒いでいる。
さっきまで後ろにいた炎真たちやブルーベル、野猿までもがツナたちと楽しげに話していた。
貴(……なんか、ツナとゆっくり話せる雰囲気じゃないな。)
ツナの方へ向かおうとしていた足を止めて、オレはビーチパラソルの方へと歩き出す。
1番見せたいと思ってた人に水着姿を見せられなくて、胸のどこかがしょぼくれてしまっている。
貴(ま、まあ…オレの水着姿なんか京子たちに比べたら月とスッポンだし…むしろ比べられなくてよかったかも。)
家光「おー、Aちゃん！久しぶり〜」
オレガノ「お久しぶりです、花村さん。
この度は休暇の機会を与えてくださってありがとうございます。」
パラソルの近くにいた家光さんたちに声をかけられて、笑顔で答えた。
貴「いえ、むしろすみません。
オレのワガママで。」
奈々「あら？貴方が休めるようにお願いしてくれたのってAちゃんなの？」
家光「そうだぜ、奈々〜♡
Aちゃんは実はとある油田の所有者の知り合いでな、そこの発掘をする前に俺たちに休暇を取るように言ってくれたんだ〜！」
奈々「そうなの！知らなかったわ〜
Aちゃん、いつも息子や夫がお世話になっててごめんね。」
貴「いいえ、こちらこそお世話になってますよ。」
家光さんの嘘に乗りながら、チェアに座る奈々さんにそう言った。それからオレは、ずっと腕を組んで立っているラルさんに声をかける。
貴「ラルさん、先日はどうも。
泳がないんですか？」
ラル「はしゃぐのは性に合わん。」
ターメリック「Aさん、今ラル・ミルチはコロネロとケンカ中なので機嫌が悪いんですよ」
貴「へー」
ラル「よ、余計なことを言うなターメリック！」
顔を赤くするラルさんをニヤニヤと見ていると、家光さんが言った。
家光「ラルー、せっかくのバカンスなんだ。
コロネロと早く仲直りしなきゃ損だぞ。
どうせならこの島のジンクスでも試しに行ってみたらどうだ？」
ラル「…くだらん」
…この島のジンクス…？
なんだろうそれ、初めて聞いたな。
貴「家光さん、それって…」
ジンクスについて詳しく内容を聞こうとした、その刹那。
「ナーミーモーリーノー♪」
少し音程の外れた校歌を歌いながら、ヒバードが1羽オレの頭にとまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 157人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らっく(プロフ) - しらすさん» お互い頑張ろうとして空回りしてますよね、ツナも花村ちゃんもwさてさてもうすぐ旅行1日目も終わりです！ (2018年2月28日 13時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - 今回の話 ツナのダメっぷりが存分に出ている…w 彼パーカーとか 萌えの究極だー！！！ツナには頑張って チャペルに行って欲しい…ついでに好きな相手がリボーンだという勘違いも正してくれると…w (2018年2月27日 23時) (レス) id: 3d84dab3ef (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 明日か明後日11です〜今回もたくさんのコメントと評価と登録ありがとうございました！ (2018年2月26日 23時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ルナさん» 幽霊疑惑出てきましたねwもうすぐ11！更新頑張ります！ (2018年2月26日 22時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - え、なになに…めっちゃ先が気になる！！らっくさんなかなか焦らしてきますねぇ……も、もしや幽霊…だったりします？ (2018年2月26日 17時) (レス) id: 9b1390adf3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：・
| 作成日時：2018年2月16日 13時
