未分なオレと私 2 ページ21
自分には今まで、特別不得手な事というものはなかった。
大概のことは落ち着いてやればそれなりにはできたし、テレビゲームだって多少練習すれば人並みにできるようにはなるだろう。
けど…いつまで経ってもこの恋愛っていうのだけは得意になれる気がしない。
この世界で初めてやったこと、初めて知ったことはたくさんあるけど…自分の中だけで解を出せない恋愛というのはそれらの中で1番苦手だ。
苦手だけれど…やめられない。
やめ方すらもわからないくらい、自分が不得手なだけなのかもしれないが。
貴「…男も女も、ぐちゃぐちゃだ。」
まるでタンスの中身をひっくり返したように困惑する脳内。
男でいなければ、女でいたい、男でいればもしかして、女になったらもしや…そんな性別の悩みとツナへの恋慕とでいっぱいいっぱいな頭の中はもう整理整頓しようにも、手のつけようがない。
けれど１つだけ、解決の糸口は掴めている。
それは…とんでもなく途方もないことなのだけれど。
貴「…そろそろ呪いも完全に解ける。
やるべきなのかもしれねーな…チェッカーフェイス。」
立ち上がり、キラキラと太陽光を反射する水面が眩しくて思わず目をくらませる。
貴(太陽が真上…そろそろ戻らないと、ディーノさんたちに心配させちまうか。)
かなり遠くに見える海岸に、みんなが遊んで…というよりは暴れているのがよく見えた。
貴(ツナにはちょっと熱中症にでもなってたって言おう。この問題について考えるのはまたあとだ。)
ピシッと自分の両頬を叩き、水に飛び込もうと俯く。
その時背後から、何かの機械音がした。
貴「？」
バッと振り返るとそこには、小型クルーザーが勢いよくこちらに近づいてきている。
貴「な、なんだ…？」
岩瀬に衝突しそうな勢いで急停止したクルーザーは、勢いを殺すために横を向いてピタッと岩に船のボディをつけた。
そのドライビング…並びに船のコントロールスキルに呆気にとられていると、太陽を背負いながら誰かが船の上からこちらを見る。
「なーにしてんのよ、花村A。
遭難ごっこでもしてるワケ？」
サングラスをかけ、モノキニの水着を着た女の人が声を上げた。
その勝気なものの言い方は…
貴「えっと…M・Mさん？」
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らっく(プロフ) - しらすさん» お互い頑張ろうとして空回りしてますよね、ツナも花村ちゃんもwさてさてもうすぐ旅行1日目も終わりです！ (2018年2月28日 13時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - 今回の話 ツナのダメっぷりが存分に出ている…w 彼パーカーとか 萌えの究極だー！！！ツナには頑張って チャペルに行って欲しい…ついでに好きな相手がリボーンだという勘違いも正してくれると…w (2018年2月27日 23時) (レス) id: 3d84dab3ef (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 明日か明後日11です〜今回もたくさんのコメントと評価と登録ありがとうございました！ (2018年2月26日 23時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ルナさん» 幽霊疑惑出てきましたねwもうすぐ11！更新頑張ります！ (2018年2月26日 22時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - え、なになに…めっちゃ先が気になる！！らっくさんなかなか焦らしてきますねぇ……も、もしや幽霊…だったりします？ (2018年2月26日 17時) (レス) id: 9b1390adf3 (このIDを非表示/違反報告)
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| 作成日時：2018年2月16日 13時
