笑う夏には恋来たる？ 7 ページ11
屋敷のテラスに連れられ、南国風な木造のチェアに座り広い海を一望する。
ツナ「うわ、すごい…！」
貴「ここから見ると海がエメラルド色なのがよく分かるな」
思わず盛り上がる俺たちに、9代目がクスッと笑った。
9代目「来てくれてありがとう。
お友達をあんなにたくさん連れて来てくれるなんて、綱吉くんは随分と人望があるらしい。」
ツナ「あ、いえ、そんなことは！」
9代目「謙遜する必要はないよ。
今までの君を見ていれば…むしろこの人望の厚さは当然のことのように思う。」
ニコッと優しく微笑むその目。
それに見つめられるだけで、なんだか自分の全てが肯定されるような…そんな愛情が向けられているような気がした。
9代目「そして…花村さん。今回の件、改めて君に感謝の言葉を述べたい。キャバッローネファミリーの救出、並びに黒幕の撃退をありがとう。
トマゾファミリーとの断絶も少し緩まり、良い関係を築き直そうと各所動き出している。」
明日こちらへ遅れて到着予定のロンシャンの顔を思い浮かべながら、俺は隣で9代目に褒められたAを横目に見た。
貴「いいえ、今回の件は当然のことをしたまで。むしろ黒幕を捕らえられず申し訳なく思います。
それに、トマゾとの友好改善はもともとツナとトマゾ次期後継者の友情があってこそ。
本当に素晴らしいのは先ほども9代目が仰ったように、ツナの『人に好かれる才能』…今回オレはその力をお借りしただけ。」
9代目「フフ…相変わらずの慎み深さだね。
確かに綱吉くんのおかげでもあっただろう。
けれど、君自身の力ももっと評価されていい。
どんなに絶望的な状況でも仲間を信じ、欲しい結果を勝ち取る。そして、新しい絆を結ぶ架け橋となる。
夜や星、花村さんには様々な通り名があるが…やはり君には『虹』の名が相応しいと改めて感じた1件だったよ。
守護者の座を失くそうとも、君は守護者の役割を体現し続けている。
初代虹の守護者 シエロも君を誇らしく思っていることだろう。」
シエロの名を持って褒められて、Aは言葉を受け止めながら…本当に嬉しそうに笑ったんだ。
貴「…ありがとう、ございます。」
綻ぶその笑顔に9代目が優しく笑い返した。
その時、テラスへと続くガラス戸が開く。
そこから現れたのは…
ディーノ「お待たせしました9代目。
よう、ツナ達も」
ラフな半袖姿でロマーリオさんを引き連れたディーノさんだった。
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らっく(プロフ) - しらすさん» お互い頑張ろうとして空回りしてますよね、ツナも花村ちゃんもwさてさてもうすぐ旅行1日目も終わりです！ (2018年2月28日 13時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - 今回の話 ツナのダメっぷりが存分に出ている…w 彼パーカーとか 萌えの究極だー！！！ツナには頑張って チャペルに行って欲しい…ついでに好きな相手がリボーンだという勘違いも正してくれると…w (2018年2月27日 23時) (レス) id: 3d84dab3ef (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 明日か明後日11です〜今回もたくさんのコメントと評価と登録ありがとうございました！ (2018年2月26日 23時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ルナさん» 幽霊疑惑出てきましたねwもうすぐ11！更新頑張ります！ (2018年2月26日 22時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - え、なになに…めっちゃ先が気になる！！らっくさんなかなか焦らしてきますねぇ……も、もしや幽霊…だったりします？ (2018年2月26日 17時) (レス) id: 9b1390adf3 (このIDを非表示/違反報告)
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| 作成日時：2018年2月16日 13時
