卒業までの僕ら 7 ページ7
不意にAが、どこかを指さす。
思わずその指の先を見るとそこには…
「269番！ロンシャンくん合格おめでとー！！」
ロン「いえーい！これで俺も男子高校生！
合コンとナンパしまくっちゃうよ〜！！」
部下の人たちに胴上げされながら、お祭りのごとくはしゃぐロンシャンの姿が…。
リボ「祝いの飾りで隠れてたみてーだな。」
ツナ「お、お前！それ分かってたのに脅すようなこと言ったのかよ！？」
リボ「絶対受かってるはずのお前らが不安そうにしてるから、つい遊んでみたくなっただけだ。」
炎真「絶対受かってるって…なんで？」
リボーンは帽子をくいっと被り直すと、いつもの余裕な笑みでニッと笑った。
リボ「当たり前だろ。この超一流の家庭教師がお前らを立派に鍛えてきたんだからな。」
ツナ「リボーン…」
じ〜んと胸が熱くなり、さっきまでの不安もあってか思わず目が潤みそうになる。
獄寺「10代目！どうでしたか！？」
山本「俺も獄寺も受かってたぜ！」
様子を見にきた2人に、とっさに涙腺を締めてから振り返る。
ツナ「俺と炎真も合格してたよ！」
獄寺「やりましたね！」
山本「春からもまた一緒だな。」
2人に笑いかけながら、視界の片隅で黒川に抱きついている京子ちゃんが見えた。
きっとその様子だと、彼女も受かっているんだろう。
了平「沢田！」
不意にガシッと肩を掴まれて振り返ると、そこにはたくさんの男の人を引き連れた京子ちゃんのお兄さんが立っている。
ツナ「お兄さん！？どうしてここに！」
了平「合格発表といえば胴上げだろう！
そこですでに始めている輩もいる。我ら並盛高校ボクシング部も極限に、漢のやり方で合格者の門出を祝いに来たのだ！」
ツナ「えっ！？ど、胴上げ！？
いいですよそんなの！」
怖い上にめちゃくちゃ目立つその申し出をとっさに拒否するけど、お兄さんは肩を離さない。
了平「いいや、させてくれ。
俺はどうしても胴上げがしたいのだ！！
この寒い冬で怠けてしまった体に、極限に良い筋力トレーニングとなりそうだからな！」
ツナ「それ、普通に筋トレすればよくないですかー！？…って、わっ！？」
山本「いいじゃねえかツナ」
獄寺「ぜひ俺たちの大将らしくお祝いさせてください！」
獄寺くんたちにもノリノリで祭り上げられ、俺は「ひいいい！」と怯えながらもそのまま胴上げをさせられる。
こうして、俺たちの受験生活はようやく幕を降ろしたんだ。
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千景 - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2018年8月15日 13時) (
レス) id: b982409f44 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 殿堂入りおめでとうございます！ (2018年6月7日 1時) (レス) id: 9b1390adf3 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - ギャグにするの忘れてた（白目） (2018年4月28日 22時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 明日から5月中旬まで忙しいので更新はゆっくり目です (2018年4月22日 19時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - しらすさん» 白蘭と近くなったけど、ツナとすごく遠ざかったわけではないと言う感じですね。ツナの隣が落ち着くことには変わりないけれど、それが『特別』ではないと言った感じです。ここからどうなるか気になりますね〜！ (2018年4月22日 19時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・
| 作成日時：2018年4月22日 14時
