昔の約束。 ページ2
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「まさに"小さな巨人"！！」
電器屋のショーウィンドーに飾られているテレビから聞こえた景気の良いアナウンスの声に反応して少年が止まる
日向「………？」
次いでその少年の隣で少女が立ち止まった
彼女の履いている靴にはローラーが取り付けられているのが見える
少女がそれで道を移動する度にローラーは赤や黄、青などのカラフルな色で光っていた
A「どうしたのさ、翔陽。こんな所で止まってたら行高たちとの待ち合わせに遅れる」
淡々と言葉を連ねる少女に少年は返す
日向「うん、分かってる、けど＿＿＿」
少年の視線の先を辿っていくと、そこにはテレビに映った10番の黒いユニフォーム姿
A「…あ、春高？っていうかこの人良く跳ぶね…」
だがその声は少年には届かず独り言となって消えた
日向「っ……すげぇ…！！」
A「……多分この人、隣町の《烏野高校》のバレー部だ」
今度は少女の声も消えずに少年の耳を掠めた
日向「！そこって通える！？」
A「んー…、通うなら自転車通学だし山越えなくちゃなんないね」
彼女の言葉を聞きながら少年はぽつりと呟く
日向「おれ、カラスノってとこでバレー、したい……！」
A「じゃあ私は翔陽のサポートしてあげる！」
そう言ってにししと笑う彼女の手をとって少年は喜んだ
日向「A、ホントか！？」
A「おう！」
＿＿＿それから約3年と3ヶ月後
in市民体育館
ざわついている会場に来た日向たち雪ヶ丘中男子バレー部
日向「人がいっぱい…！体育館でけぇ…！！
そして＿＿＿」
すぅーっと鼻から息を吸い、ぐっとスポーツバッグの肩掛け部分を握りしめて言う日向
日向「エアーサロンパスのにおい…！」
そして彼に突っ込む同級生
泉「ちょっと緊張しすぎじゃない？」
関向「お上りさんかよ」
どちらも苦笑いを浮かべている
日向「だってっ！3年目にしてやっと…！」
一人感動している日向を前に口々に思っていることを連ねる2人
関向「ホント、よく出場まで漕ぎつけたよなァ…
最初は部員1人だったのに」
泉「だよねー、たった1人でよく粘ったよ…」
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御子柴(みこしば)。(プロフ) - 鏡さん» コメントありがとうございます！ずっと更新停止状態だったのでがんばります…！ (2020年8月25日 19時) (
レス) id: 8b09ea4f12 (このIDを非表示/違反報告)
鏡(プロフ) - 続きが気になります！更新頑張ってください！ (2020年8月15日 20時) (レス) id: 37e8b92374 (このIDを非表示/違反報告)
新橋浅葱(プロフ) - 京陽竜さん» いえいえ、こちらこそ描かせて頂き有難うございます。楽しかったです(*^^*) (2018年4月13日 17時) (レス) id: edfaf732fa (このIDを非表示/違反報告)
京陽竜(プロフ) - 新橋浅葱さん» ありがとうございます〜！ ぜひ紹介させていただきます！ 本当にありがとうございました(*´▽｀*) (2018年4月13日 15時) (レス) id: 0c7e83fa2a (このIDを非表示/違反報告)
新橋浅葱(プロフ) - 京陽竜さん» 喜んで貰えて良かったです。 イラストはどうぞご自由にお使いください。 (2018年4月13日 12時) (レス) id: edfaf732fa (このIDを非表示/違反報告)
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