検索窓
今日:10 hit、昨日:1 hit、合計:39,111 hit

My Love>Your Love5 ページ5

1時間後。二人は工藤邸に戻ってきていた。
昴はソファーに座り足を組んでいる。
向かいでさくらは小さくなってソファーに
座っていた。
「さて、りお。どういうことかちゃんと
説明をしてください。」
「ハイ…」
威圧的な昴の顔を見て、りおは肩をすくめて話し始めた。

 「じ、実は…SNSなどの出会い系で知り合った男に、暴行される事件が最近多発してて…。
その中には行方不明になっている女性もいるの。その数は今月に入ってすでに3名。組織的な犯罪の可能性もあったため、今回潜入捜査をすることになって…。」
そういえば、ニュースにもなっていた。若い女性が忽然と姿を消しているため、事件性が高いと言われていた。

 「今回行方不明になった女性たちが、消息を絶つ直前に会っていたと思われる男と、会う約束をしたのよ。
そしたらなんとウチの大学の学生だった。
向こうは私を知っていたの。
私も顔くらいは見たことがあったから…。
とりあえず本当にこの男が行方不明の女性たちと接点があるか、確かめていたんだけど…。」
「ほう…。なるほど。公安の潜入だったわけですね。ですが…その大学で顔を知っている程度の男と、いきなり公園でキスするんですか?」
昴の目はかなり怒っていた。

「そ、それは…向こうが『前から好きだったんです』っていきなりコクってきて…。詳細をまだ聞き出していなかったから、仕方なく相手の流れに乗ったらそうなっちゃったワケで…。」
「で、その流れに乗ってホテルへ?」
「行方不明の女性たちも、どうやら男とホテルへ行ってるの。その後の消息が途絶えているので、ホテルで何かあったと考えていた。
だからホテルに誘ったのよ。」
りおがホテルに誘ったと聞いて、昴はピクリと体を揺らした。

「で、どうだったんです? その男は。」
「睨んだ通り、男は女性に薬を盛って行為を楽しんでいたの。ちょっと過激な性癖もあって…。どうやら行方不明になった女性は、薬による急性症状を起こした。それで困って…」
「殺した…?」
「ええ…。残念ながら…。」
りおは目を閉じ、一つため息をついた。
その表情は辛そうだった。

My Love>Your Love6→←My Love>Your Love4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
50人がお気に入り
設定タグ:迷探偵コナン , 赤井秀一 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:aki | 作成日時:2020年1月22日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。