知 っ て た 。 ページ17
〜人里跡地〜
霊夢「で？全員で攻撃するってわけ？」
レイムさんは深く溜息をつくと、「囮出さないとすぐばれるわ」と言った。
ナイトメア「囮……。」
と先輩が呟いた瞬間、先輩は俺を見てニコリと微笑む。
……今最高に嫌な予感が。
クロス「いや、先輩嘘でー……」
そう言いかけるな否や、先輩は俺を指さし、
ナイトメア「よし、クロス。
お前、囮な。」
と言い放った。
知ってた、知ってたよ。
先輩はこんな人だったのは知ってるけど…。
下手すれば、俺死ぬかもしれない。
でも先輩がもう俺のことを聞いてくれないのは分かり切っているので、吹っ切れることにした。
クロス「……やって、やりますよ。」
そう先輩達に向かって微笑むと何故か先輩達がびくっとしていたが、気にしない。
そしてサクヤさんと対峙すると、
咲夜「……まだ、邪魔するのね？
スペルカード発動、幻象『ルナクロック』」
瞬きをした瞬間に、サクヤさんは俺の後ろに移動している。
目の前に迫るは、無数のナイフ。
俺はポケットを漁り、あの時勝手に発動してしまったカードを取り出す。
クロス「これ、だよな…？
スペルカード発動、『OVERWRITE』。」
すると、俺の目の前にあの紫のボタンが現れた。
キャラ達みたいな完成したものではないが、消すくらいなら十分な力だ。
俺がそのボタンを押すと、目の前のナイフは一瞬にして消え去った。
すると、俺のカードに『２』という数字が浮かぶ。
……これ、回数制限あるのか。
どうしよう、あのとき攻撃カード使っちゃったし、もうナイフ攻撃くらいしか出来ない。
クロス「キラー先輩!もう行けますか？!」
俺が近くにいたキラー先輩に尋ねると、
キラー「え？!ちょ、あともうちょいだから待って!」
またなにか変なこと企んでそうだな←
クロス「俺、もう攻撃カードありません!」
そう叫ぶと、
先輩達「「「「「は!？」」」」」
と返ってきた。
そう言われても、ないものは無い。
無い袖は振ることが出来ない。
レイム「魔理沙!あんた援助行きなさい!」
と最終的にレイムさんがマリサさんを放りだしていた。
マリサ「おい、人使い荒くないか…？」
そう愚痴こぼしながらも崩れた帽子を被り直し、ニカッっと笑って見せた。
マリサ「なんだかんだいって、お前と戦うのは初めてだな。」
そう言うと、俺の頭を撫で「さぁ、始めようぜ!」とサクヤさんに向き直った。
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雪猫 - お話を見ましたがこれはundertaleAU×東方のお話の名作ですね！undertaleAUと東方と組み合わせはめずらしいし、とても面白かったです！ (2022年11月20日 14時) (
レス) @page50 id: 2545b5943c (このIDを非表示/違反報告)
アンテ民 - 1年経ってもたまに見に来ちゃってる私です。 色褪せない名作… (2021年12月7日 16時) (レス) id: 1e2f017243 (このIDを非表示/違反報告)
ネコとウサギ(プロフ) - アンテ民さん» すげぇですね…………もしゲームが出たら買おう………… (2020年5月10日 14時) (レス) id: ca3176e03e (このIDを非表示/違反報告)
アンテ民 - もしこの作品が、ゲームになったら…【題名 東方泡沫譚】 1面ボス ホラー 2面 キラー 3面 マーダー 4面 クロス 5面 エラー 6面 ナイトメア EXボス インク …かな？ (2020年4月23日 21時) (レス) id: 7b88246024 (このIDを非表示/違反報告)
アンテ民 - そして未だに200ヒットあるとか好かれてるねこの作品。まぁうちも大好きな人ですけど (2020年4月23日 20時) (レス) id: 7b88246024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なまちょこ | 作者ホームページ：uranai.nosv.org/u.php/hp/rajvkbof/
作成日時：2019年9月22日 17時
