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『ちょっ、たろちゃん早い！！』
運動神経抜群のたろちゃんと運動神経皆無の私ではそりゃもう体力の差がバカにならないわけで、ちょっとした距離でも何度足がもつれかけたか。
慎「はっーー、ごめん、大丈夫？」
『っはぁ、大丈夫？じゃないよもう....』
危うく転けそうだった！って悪態付くと相変わらず運動神経悪いなってたろちゃんは楽しそうに笑った。
慎「てかそんなことより！
なぁに楽しそうに松村と話してたわけ？」
『え、ダメなの？』
慎「ダメに決まってんじゃん！
こんな時間に制服で出歩いてたらよくないの分かるでしょっ！」
『えぇ、でもアイス...』
慎「んもー。
生活指導とかに呼ばれたらどうすんだよ、やだよ俺」
あからさまに落ち込むたろちゃんを見て、そんなに重大なことだったのか、と反省。
『先生に内緒にしといてって月曜言いにいく』
慎「あーうん、ってかマジで仲良いよね」
『先生と？』
慎「そ、」
『んまぁ..古文係だからね！』
慎「あーね、でもAがそんなに使命感に駆られてると変な感じするけどね笑」
『うるさいなぁ、笑』
なんてあーだこーだ言い合ってるうちに私の家の前。
慎「ママに声かけとく？」
『いや寝てるかもだしいい』
慎「相変わらず寝るの早いね笑」
『寝る子は育つって育てられたもんで。
それにたろちゃんと帰るって連絡してあるから安心して寝てるんだよ』
慎「あーね？
ほんじゃあまぁ、よろしく伝えといて」
『はーい、たろちゃんも気をつけて帰るんだよ』
慎「任せろ」
『ん、』
たろちゃんを見送ろうと家の前に突っ立っていると、たろちゃんも依然と動こうとしない。
『いや行きなよ』
慎「バカなの？
なんのために送ってんのよ、見送りなんていらないから早く家入りな」
『えーー』
慎「いいから、じゃあね」
少し歩いたところで振り向いて私が玄関に入るのを伺ってるみたい。
キリがないから仕方なく部屋に入ると足音がだんだんと遠ざかっていく音が聞こえた。
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ミナ(プロフ) - yuuuuuukaさん» コメントありがとうございます^ ^完結までまだまだありますので変わらず応援していただければ幸いです(^^)v (2020年8月24日 0時) (
レス) id: 265878ec51 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - じゅりのぺんぎんさん» ありがとうございます！高校2年生編ではまたまた一悶着ふた悶着あると思うのでお楽しみにしていてください〜！ (2020年8月24日 0時) (レス) id: 265878ec51 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 宏凪さん» お返事遅くなって申し訳ないです..！更新ペース遅いですがこれからもご愛読いただければ何よりです(*´-`) (2020年8月24日 0時) (レス) id: 265878ec51 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - ここあさん» お返事遅くなって申し訳ないです！ありがとうございます〜！これからもよろしくお願いします^ ^ (2020年8月24日 0時) (レス) id: 265878ec51 (このIDを非表示/違反報告)
yuuuuuuka(プロフ) - ミナ様の作品どれも大好きです。更新楽しみにしています。これからどういう展開で完結していくのかワクワクしてます！更新頑張って下さい！ (2020年8月23日 22時) (レス) id: 8fc0637993 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2020年7月29日 0時
