検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:6,121 hit

11話 ページ12

sideA

A『上がった?』

ルカ「ああ、助かった。」

来客用のもう少し増やそうかな…

A『シャオ〜、一緒に入ろ〜?』

シャオ「…い、いつも別々だろ!」

真っ赤な顔。

A『いつも別々だっけ〜?』

とぼけた口調でからかう。

レオン「じゃ、俺と入ろ。」

A『さっき入ったでしょ。』

レオン「可愛いプリンセスの裸体を見てみたい。」

こいつ、なんで女に刺されないの?

シャオ「早く行け!」

グイグイ背中を押された。

リビングを出たところの廊下から浴室まで歩く。

シャオ「…」

準備してるし。

A『別々なんでしょ〜?』

シャオ「髪洗え。」

無視ですか、ねえねえ。

A『よしよし。』

シャオの髪留めを外す。

A『コテで巻いた女の子みたい。』

くるんくるん。

シャオ「弱そうってことか?コテとはなんだ。」

女の子=弱い

可愛い=女の子=弱い

だから、シャオに直接可愛いって言わないようにしてる。

A『いつ、弱そうって言ったかな。』

シャオ「…い、言ってない…」

しゅんとした顔も可愛い。

A『シャオ、バンザイして。』

服を脱いで浴室へ。

シャオ「己、Aを洗いたい。」

わを。

A『遠慮しとく。』

シャオ「…」

そんな泣きそうな顔しないで。

洗い終わったから、私も洗お。

シャオ「…ん。」

おねだりされた。

A『なぁに。』

分かってるけど。

その顔は、

シャオ「したい。」

欲しいんだろうね。

A『お風呂に浸かったらね。』

パッパっと洗って浴槽に浸かる。

A『甘えたくなったの?』

シャオ「五月蝿い。」

A『ふぃー…』

シャオ「…早くしろ。」

可愛い。

A『みんなの前ではツンツンなくせに。』

シャオ「早く。」

じれったいって顔も、誰かに見つかる不安そうな顔も可愛い。

A『良い子にしてた?』

シャオ「…?」

何のことって聞く前にわかったみたい。

シャオ「…ちゃんと耳栓してた。邪魔しなかった。待ってた。」

A『でも、私、良いよ。って言ってないよね。』

シャオ「……」

しゅんとした。

A『ふふ、冗談。良い子で待ってたね。息を潜めて待ってたんだもんね。』

頭をクシャっと撫でて、キスする。

シャオ「…もっと。」

あらら。


A『良い子なら甘やかしたくなるよね。』

そう言えば、シャオは私の期待に応えようとする。

従順に迅速に。

誰よりも完璧に。

それが可愛いって思うの。

12話→←10話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
20人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アンズ(プロフ) - 小夜子@元ペテン師さん» ID貼っときますねー(?)『1369256704』のプレイヤー名が『孤爪アンズ』です! (2019年9月15日 14時) (レス) id: 7c15717d35 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - アンズさん» コメントだけで召されます!フレンドですか!?是非是非!よろしくお願いします! (2019年9月14日 22時) (レス) id: 1fd9427035 (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - 可愛い禿げる((((良ければフレンド良いですか? (2019年9月14日 21時) (レス) id: 7c15717d35 (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - 十暁君推しです!マジ可愛い! (2019年7月20日 1時) (レス) id: 7c15717d35 (このIDを非表示/違反報告)
浅上式(プロフ) - オシキャラ来ないのは分かり身です…無課金ですから… (2019年7月5日 20時) (レス) id: 9224d831df (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ペテン師 | 作成日時:2019年7月5日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。