上善水の如し［ONE PIECE］ (ページ5)

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第4話ページ5

エースは両手いっぱいに手配書を持っていた。

…なんだあれ。

100枚近くあるぞ？

そんなに気になる海賊がいるのか？？

そんなことをぼんやりと考えていると、エースがこっちに向かって走ってきて…

え、走ってきて…？

「Aー！！会いたかったぞー！！！」

「ごっふぁぁぁっっ！！！」

激突した。

片手に手配書を持ち、もう片方の腕で私に抱きつく。

「エ、エース…？ぐ、ぐる"じい"…」

「あ、わりぃ」

や、やっと解放された…

流石に男の腕力には私も叶わない。

「久しぶりだね、エース。元気？」

「おう！俺はいつも通りだ！Aはちゃんと海衛府になったんだな。海賊になってほしかったが…海軍よりはマシか」

「「ちょちょちょ、待てぇぇぇぇい！！！！」」

え、何スカ？

こっちは今兄妹の再開を喜び合ってるんスけど。

「俺たちを置いて勝手に話進めるな！」

「エース、そいつ知り合いかよぃ？」

マルコとリーゼントやr…じゃなかった、四番隊隊長サッチが話に加わってきた。

「知り合いっつーか、妹だ！」

「「いもうとぉぉぉぉぉぉ！？！？！？」」

「あ、ども。エースの妹のAっす。
兄がいつもお世話になってまーす。」

「「マジだああああぁぁぁぁ！！！！」」

こいつらの反応、海衛府(うち)の班に似てるな…。

リアクション芸大好きか。

いいぞもっとやれ。

「グラララララ、エースの妹か。面白ェ。
一人で四皇の船に突っ込んで来る無謀さは似てるな！」

「この無計画バカと一緒扱いはやめてほしい」

「無計画バカ！？兄ちゃんて呼べ！」

「はいはい(笑)バカ兄貴」

エースは大概シスコンとブラコン拗らせてるんだ。

私も確かにブラコン寄りであることは自覚してるけど、正直あそこまでじゃない。

「なんか、エースのが弟みたいだ…」

「ハルタうるせぇーっ！！こいつは昔からこうなんだ！」

どーも生意気ですみませんね。

3バカトリオと一緒に過ごしてると、自分がしっかりしなきゃと思うんだよ。

兄弟ある人なら分かるよね？