上善水の如し［ONE PIECE］ (ページ7)

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第6話ページ7

「…今許可取ったばかりなんですけど。
もう関係なく乗り込む気満々でしたよね」

「海軍大将、青雉…」

「あいつが…」

ちょっと冷静になって見てみるとかなりカオスな状況になっている。

同じ船に四皇の一人と、海軍大将と、海衛府の下等官。

あれ？私だけちょっと場違いじゃね？

この2人の間取り持つとか自分で言ったけど結構荷重くね？

やっぱやめようかな…(唐突な弱腰)

「それで、用事ってなんです？手短に済ませましょう。この状況長引かせるとやばい気がしてきました」

「「気づくの遅っっ！！！」」

「あ、無理…限界…吐きそう…助けてお兄ちゃん…」

「いい時ばっかりそんな呼び方して！ずるいぞ！」

そんなこと言ったってしょうがない。

この人たちの覇気のぶつかり合いに体が持ちそうにない。

「覇気だけに吐く…」

「ちょっ、A！？ここに吐くな！」

「あらら、せっかくAちゃんの要望に応えて来たってのに…リタイア？船まで送ってってあげようか？おひm「すみません治りました」…そう」

「グラララララ！俺の船にコントでもしに来たのかおめぇら！」

別にそういうつもりでもないんですがね。

私はいたって真面目なんですけどね。

「そうだ白ひげ。聞きたいことがあるんだが…なんだ、ええと…そのー…、」

「「…」」

「…忘れた。もういいや」

「「ぅおい！！」」

急いで部下たちにコールする。

やっぱこの人一人で来させるのはダメだったかな。

「海軍に繋げて」

『了解です』

『…変わりました、こちら海軍です。』

「御宅の大将が何の用事だったか忘れたらしいので代わりに説明してください」

『またですか！…コホン。我々はとある海賊を追いかけていたんだが、さっき白ひげ海賊団と接触があったのを見たと商船から報告があった。その海賊がどこにいるか知らないか？』

「ん、さっきのやつか？」

「んなもん倒しちまったよぃ。船の破片くらいならその辺に漂ってるだろうさ」

「…だそうですけど」

「うーん、そんな内容だったな。うん、なんか思い出したような気がする。」

「「それ思い出してねェだろ！！」」

「いやー、情報提供ありがとな。じゃあ俺帰るわ」

「「自由か！！」」

「オヤジ、こいつらそのまま帰していいのか！？」

むっ、戦闘か？

仕事増えるだけだからやめてほしい。

「不要な戦闘はする必要ねぇ」