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事情の説明を求めているエミさんや未だに何が起こっているか分かっていないコネシマを置いてグルッペンは地図上に置いてある駒を動かして言った。
gr「まずL国側についてだが、ゾムとコネシマ、シャオロンにL国側の国境付近に駐屯している部隊にちょっかいをかけて貰う。方法は問わないがなるべく損害は大きめにな。
その間大先生とロボロはここでL国のPCにハッキング、トントンとオスマンは念の為の護衛として、エーミールとリアンもここに居て貰う」
「ここまでで異論はないか?」と言われて殆どの人が黙って異論はない事を示した。
では残りの少数は誰?と言われたら勿論僕とエミさんだ。みんなが立ってる中なぜが一人ちょこんと椅子に座らせられていた僕と、部屋の端っこに立っていたエミさんは同じタイミングで手を上げると言った。
『異議あり!三人だけでそんな事するのは危ないよ!それにグルッペンはどうするの⁉それに…』
em「リアンさんの言う通りです。そもそもこんな事して大丈夫なんですか?上からぐちぐち言われるレベルじゃ済みませんよ‼第一…」
「『なんで私/僕達はここで待機なんですか/なの⁉』」
すると僕の質問の回答を一番最初にしたのはシャオロンだった。
シャオロンはコネシマの隣から移動して僕に近付くと勢いよく肩を組組んで笑ってグットポーズを向けると言った。
sya「なんだリアンビビってんのか?コネシマともかく俺は変なミスはしないから大丈夫やぞ!」
zm「はぇーシャオロン先輩随分と自信あるみたいじゃないですか。俺について来れます?」
ゾムが煽る様にそう言うとシャオロンはすぐに僕から離れてゾムに噛みつく様な勢いで言い返すと狭い室内で内ゲバが始まった。
そうだった…この人達初めて出会った時も音速でシャベル振り回して壁にナイフを突き刺してたんだった…
懐かしい、今までで三番目に恐怖を覚えた記憶を思い出しているとゾムとシャオロンが引き剥がされゾムはエミさんが、シャオロンはロボロが回収する。
そっちに視線が行ってると一拍手を叩く音が聞こえてグルッペンの方に視線が集まる。彼はキングの駒を持って口を開いた。
gr「俺はこの戦術案を持って上に提案してくる。それと二人がここで待機の理由はエーミールは今回あまり役立た無いしリアンは大先生達が得た情報から戦術の微調整をして貰うからだ」
理由を説明して貰ってそっちは納得が行ったけどグルッペンが単独で城に行くのには賛同し難くて掌を強く握りしめる。
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月歩 - ラーシュさん» ありがとうございます!あのシーンは特にお気に入りでしたのでそう言って貰えると作者冥利につきます! (2020年3月31日 11時) (
レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
ラーシュ - 完結おめでとうございます！夢主君がemさんやrbrに止められているのに振りきって仲間を助けにいって重症を負うところで凄いハラハラさせられてしまいました！凄く面白い作品でした！！ (2020年3月31日 11時) (レス) id: 3d2f41f960 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - 白狐さんさん» ありがとうございます!個人的にはもう少し書き込みたかったのですが、楽しんで貰えて嬉しいです! (2020年3月31日 8時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
白狐さん(プロフ) - 完結おめでとうございます!!もう、最っ高でした。5年前にトリップするっていう発想も勿論ですが、内容がギッシリ詰まってて読み応えのある楽しい作品でした！！ (2020年3月31日 8時) (レス) id: c1b876fff4 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - ふゆさん» ありがとうございます!主人公のキャラはかなり手探り状態でしたけどそう言って貰えて嬉しいです! (2020年3月24日 14時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月歩 | 作成日時：2020年3月12日 0時
