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女中Aさんの景色 ページ21

初めまして、女中Aと申します。
私がお使えする風柱の不死川様はおはぎが大好きで、これはもう屋敷に仕える使用人の中では知らない者はいないほど。


そんな不死川様が今日、稽古の合間に食べていたのはおはぎでなくおまんじゅう。
はて、と使用人たちは首を傾げました。
確かにお台所にはおまんじゅうがありました。包装紙から贈り物だと推測して、次に惜しいなというのが使用人らの感想でした。けれど、そうでも無かったらしいです。



食べてる合間にふっと頬を緩めるものだから、私てっきりおはぎを召されているのかと思って茶をお持ちしましたが置いてあったのはおまんじゅう。
おはぎでも笑みをこぼす事は珍しいのに、おまんじゅうで…。
なにかあったのかと心配になりました。使用人らも大慌て。



天変地異の前触れだとことが大きくなったものの、おまんじゅうを食す不死川様はなんだかとても幸せそうで、それでいて辛そうで、思わず話しかけてしまいそうになったけれど、なんとか踏みとどまりました。
きっと不死川様の隣にたって、寄り添うのはおまんじゅうを送ったその人しか居ないと物語っていたので。

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あなや(プロフ) - 不死川さんかっこいいですもんね!更新頑張ります! (2019年8月12日 16時) (レス) id: 565d168dc0 (このIDを非表示/違反報告)
ハロハロ〜(プロフ) - 不死川実弥大好きなのでとても嬉しいですうううう!!この小説面白いです!更新頑張ってください!初コメ失礼いたしました! (2019年8月11日 21時) (レス) id: 409bd25d53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あなや | 作成日時:2019年8月9日 13時

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