不具合 ページ19
「ひぇぇ、びっくりした…。」
至近距離にある彼の顔と、密着した体。
まぁ数秒で離れたけれど。
あの後なんだか居たたまれなくなった私は鬼血術でその場を去ったのだけど、また失敗した。
すみかの近くだったから良かったものの、遠くで、日陰が無ければ死んでしまっていたから笑えない。
それに、鬼血術の調子が悪いのも気になる。
鬼殺隊とは(彼除き)戦っていないし、普通に過ごしている中で鬼血術が不具合を起こすなんて聞いた事も無い。
うんうんと悩んでいると、すみかが見えた。
よかった。もうすぐ夜明けだからひやひやしてたの。
ほっと安心して、簪に手を伸ばそうとしたら、右手が動かなかった。力が全然入らないの。
「ぇ…?」
声もがさがさになって、気づくと足もがくがくと震えてる。
なんで、どうして、ご飯食べたら治るかな、きっとそう、最近食べてなかったから…。
足を引きずってなんとか華山に入って、近くにあった花を口に入れた。
するとどうだろう、あんなに好きだった花が喉を通らない。
体が全身で拒否しているように、飲み込もうとすればどうしても吐き気が押し寄せて飲み込めない。
数分かけて飲み込むと、脈がおかしくなった。
頭も痛くなってきた。
うぇぇ?私何かしたかな?
なんで?なんでこんな事に…?
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あなや(プロフ) - 不死川さんかっこいいですもんね!更新頑張ります! (2019年8月12日 16時) (レス) id: 565d168dc0 (このIDを非表示/違反報告)
ハロハロ〜(プロフ) - 不死川実弥大好きなのでとても嬉しいですうううう!!この小説面白いです!更新頑張ってください!初コメ失礼いたしました! (2019年8月11日 21時) (レス) id: 409bd25d53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あなや | 作成日時:2019年8月9日 13時