はじめましては、 ページ1
「どこ行きやがった!」
大きい舌打ちをする彼とであったのは先月、私がとあるなんてことのない山で食事をしていた時だった。
急に現れた巨大な殺気を感じて高く飛んで避けたのね、何だったんだと状況を確認しようとしたら、傷だらけの顔がすぐ近くにあって!
すごくすごくびっくりした私は血鬼術を使って遠くへ逃げた。
それから少し考えて、彼が柱並の実力を持つ鬼殺隊だと予測を付けた。もしかしたら柱かもしれない。
私痛いのは嫌だから、山から出ようと思ったの。
これでも元人間の私は、人間の血や肉ってのがどうも苦手で、見るのも体験するのも嫌い。
なんなら魚だってものによっては全く触れなかったりする。
生きてるもの特有の、あの、生暖かい感じに、どうしても鳥肌が立つ。
「わっ!?」
「そこにいたかァ。」
思いっきり首を狙った鋭い刃を寸での所で避ける。
そうそう、二回目にあった時もこんな会話をしたんだった。
その時は私が先に彼を見つけたんだ。
人にまぎれて町並みを物色してたんだけど、偶然真剣な顔した彼を見かけて立ち止まった。目線の先はとある甘味屋。
すると次の瞬間、ふって、本当に一瞬だったけど、確かに彼が微笑んだ。
その時だよ!
こう、ずっきゅんってきて、心臓が煩く音を立て始め、初めての事に気配を消し忘れた私はあっけなく彼に見つかったのだ。
「ちょこまかと…うぜェ。」
顔をしかめながらこっちに走ってくる彼に向かって叫ぶ。
「好きですよ!」
「黙れ。」
怖。
それでも私はめげずに彼に伝える。
「大大大好きです!」
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あなや(プロフ) - 不死川さんかっこいいですもんね!更新頑張ります! (2019年8月12日 16時) (レス) id: 565d168dc0 (このIDを非表示/違反報告)
ハロハロ〜(プロフ) - 不死川実弥大好きなのでとても嬉しいですうううう!!この小説面白いです!更新頑張ってください!初コメ失礼いたしました! (2019年8月11日 21時) (レス) id: 409bd25d53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あなや | 作成日時:2019年8月9日 13時