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サボリ。13 ページ14

Aside



ふう、と息をついて、私は店の前の戸締りをする。
今日もいっぱいお客さんが来てくれて、お店は大繁盛だった。
少し疲れを覚えながら、私はスーパーに向かう。
明日の材料の買い出しをするためだ。




もう春なので日が落ちるのも遅くなったけど、さすがに8時にもなると辺りは真っ暗になる。
街灯の灯りしかない道を進むと、私は少し違和感を覚える。




誰かに見られている…?




立ち止まって振り返ると、そこには分かりきっていたけど誰もいない。
前を向いて少し小走りになると、後ろの方から足音が聞こえた。



私が立ち止まるとその足音は消えて、また歩きはじめると聞こえだす。





つけられている。




そう思うのに時間はかからなかった。
私は怖くなって、なるべく早く歩いてスーパーに向かった。
スーパーの明かりが見えてくるとほっとする。




スーパーで買い物をしながら考えごとをしていると、誰かとぶつかってしまった。



『あっ、すいません!』


「おう、全然いいよ…って、Aちゃん?!」


『あっ、坂田さん?!』



ぶつかった相手は坂田さんだった。
すこし話をしながら、買い物を済ませる。



坂田さんの買い物袋には、大量のいちご牛乳とお菓子。
ホントに甘いもの好きなんだなぁ。



『じゃあ、またお店に来てくださいね。では!』



さようなら、と軽く会釈をして去ろうとすると、坂田さんはついてくる。
え?かぶき町ってこっちだったっけ?



『あの、坂田さん、かぶき町は反対方面ですよ』



坂「はぁ?Aちゃんを送って行くんだよ」


『え?』


坂「だって、暗いしな。あぶねぇじゃん。こんな夜道に女一人とか」



当たり前、と言う風に坂田さんは話す。
それに…と坂田さんは少し声を潜めて話す。



坂「お前、つけられてるだろ」


『え、気づいてたんですか』


坂「だって、さっきからAちゃんと話してたらめっちゃ視線感じたし」


『そうですか…。ど、どうすればいいんでしょうか…こんなこと初めてで…』



んー、と坂田さんは考える。そしてなにか思いついたように、あ!と声を上げた。





坂「恋人のフリしようぜ!」




なるほど…。って、



え?!

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なまたまご(プロフ) - 元坂みどりさん» 教えてくれてありがとうございます! (2018年9月11日 17時) (レス) id: d8d10bb85c (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - 餅さん» 全て直させて頂きました!間違っててごめんなさい…! (2018年9月11日 17時) (レス) id: d8d10bb85c (このIDを非表示/違反報告)
- 元坂みどりさん» saidでもなくsideですよ! (2018年9月11日 1時) (レス) id: 9ad2ddaa38 (このIDを非表示/違反報告)
元坂みどり(プロフ) - sadeじゃなくてsaid (2018年9月10日 18時) (レス) id: 9307f7e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - ありがとうございます!更新ちょっとでも増やせるように頑張ります! (2018年8月9日 9時) (レス) id: ca30a67409 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なまたまご | 作成日時:2018年4月5日 8時

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