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其の弐 ページ5

Aside


餓死寸前の彼がおそらく入水中の男を川から救出する処から始まる。彼は少しの咳を零しながら助けた男の顔を見る。それと同じく私も恐る恐るにその人の顔を見る。




『うっわぁ……』


「え、な、何ですか。」


『いや、私帰って良いかな。』


「えぇ!?」




思わず私は顔を顰める。今此処であの人と再開したら絶対に不吉な事が起きるに違いない。然も私の予想は悲しくも当たり川で流れた人は見覚えのあるあの人。



そんな事を考えながら溜息をついていると川から助けられて川岸に転がっていたあの人は急に起き上がる。




「うおっ!あ、あんた川に流されてて……大丈夫?」




あの人は辺りを見回し状況確認をした後、助けてくれた彼の気も知らずに真顔で告げる。




「_____助かったか………………ちぇっ」


「(「ちぇっ」つったかこの人!?)」




あぁ、彼の気持ちが手に取るよう判る。あの人は彼に気付いたのか話しかける。




「君かい。私の入水を邪魔したのは。」


「邪魔なんて僕はただ助けようと__________入水?」




彼はあの人の発する単語に頸を傾げる。




「知らんかね。入水、つまり自 殺だよ」

「は?」


「私は自 殺しようとしていたのだ。

それを君が余計なことを_____」




ブツブツ文句垂れるあの人に彼は流され気味に渋々と云うように頷く。




「君の所為でまた死ねなか_____った?」


『…………何ですかその目。』




あの人は今更ながら私を見つけキョトンとする。私はその視線に見つめ返す。




『_____そう、此処から始まるラブストーリー…』


「ちょっと、勝手に話を変更しないでくれない?」




___________ふふ、久しぶりだねAちゃん




『お久しぶりです太宰先輩』




私はニッコリと返事をする。

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もちこて(プロフ) - にのさん» 続編は下書き中だったのでパスワード認証にしていました。説明不足でスミマセン!全体公開にしたので読めると思います。お褒めの言葉有難うございます(^^) (2016年12月21日 10時) (レス) id: e2caf94fae (このIDを非表示/違反報告)
にの(プロフ) - 初めまして!!いつも楽しく読ませていただいています。続編のパスワード認証なのですが、パスワードを教えていただけないでしょうか? 続きが気になります!! (2016年12月20日 23時) (レス) id: 46f96eed18 (このIDを非表示/違反報告)
もちこて(プロフ) - ももタ郎。さん» ありがとうございます!私が書く中也さんはいつもこうなってしまう(笑)更新頑張ります(^^) (2016年12月17日 11時) (レス) id: e2caf94fae (このIDを非表示/違反報告)
ももタ郎。(プロフ) - 読みやすくてすごく面白かったです!中也さんがかなり苦労人( ´ ▽ ` )続き楽しみに更新待ってます(`・ω・´)応援してます! (2016年12月17日 8時) (レス) id: 25ccc3b433 (このIDを非表示/違反報告)
もちこて(プロフ) - もこさん» ありがとうございます!面白いと言われると嬉しいです。更新早く出来るよう頑張ります(^^) (2016年12月14日 21時) (レス) id: e2caf94fae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちこて | 作成日時:2016年8月8日 13時

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