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そんなことよりも、私に向けて、バツの悪そうな顔をするサトシの方が、心配になる。
「サトシ?」
「いや、なんかごめん。
Aの守ってたこと、破っちゃって」
「ううん、カミケンさんたちは知らないし、良かれと思って、無理してやってくれたんだよね、多分。嬉しいよ、すっごい、嬉しい。」
「……Aが喜んでくれたなら、よかった。」
きっと、サトシの心は拭えていない。
そんな顔色も見ようとせず、サトシの彼女、ミサトちゃんが、サトシと二人、私を挟むように隣に座った。
「Aさん、おめでとうございます!」
「ミサトちゃんありがとう」
「先に知ってたら何かプレゼント用意したのに!サトくん言ってくれないから!」
1個下のミサトちゃんは、実際にはいないけど、妹の様で可愛い。
今までの、歴代サトシの彼女には、あんまり良い風に見られていなかったから。
余計に慕ってくれているように見せてくれるミサトちゃんは可愛くみえる。
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ゆゆこ(プロフ) - Dsloveさん» 第1章だとなかなか出てきませんが、一応安田さんのお話です。 (2019年2月8日 1時) (レス) id: a180d0217c (このIDを非表示/違反報告)
Dslove(プロフ) - これ安田さんの話ですよね? (2019年2月8日 0時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆゆこ | 作成日時:2018年1月29日 1時