新しい生活 ページ27
リドルに案内した部屋は白を基調にした清潔な部屋
大きなベッドに学習机
壁には空っぽの本棚とクローゼット
部屋の真ん中には小さな机とソファ
『何がいるか分からないからね。とりあえず必要最低限の物は集めてみた、また必要なものがあったら言ってくれ』
私は杖を一振りしてビーズが運んでくれたリドルのトランクを開けるとそこに入っていた服をクローゼットにかけた
『まぁ、早急には服かな？』
三分の一も埋まらなかったクローゼットに言葉が溢れる
リドルは一人でに掛かった服にも驚いていたが足を部屋に進め周りを見渡す
「ここが僕の部屋？」
『気に入らなかったかい？』
「ここを僕一人で使っていいの？」
『もちろん君だけの部屋だからね。プライバシーは守るつもりだよ。でもリドルが一緒に寝たいと言うなら…』
「それはいいよ」
『おぉ、早い切り返しにびっくりだよ』
きっぱり言われてしまったがどうやらリドルは部屋を気に入ってくれたようだ
『さぁ他の部屋も案内しよう』
私はリドルの手を取っとて階段を地下まで降りて扉を開ける
「ッ！！」
『ここは私の仕事場、あまり入らないことを勧めるよ』
開けた途端に入り混じった薬品の匂いにリドルは顔を歪め鼻に腕を当てながらコクコクと頷く
早く次に行った方が良さそうだ…リドルの鼻を覆う腕を引くと空いた手で慌てて鼻をつまんでいた
「ここは？」
『温室さ。ここには比較的安全な植物を植えているからね。今度ここでお茶をしよう』
「あぁ、とても気持ちよさそうだね」
リドルの返事に私は笑顔になる
そして次に温室の奥の扉を開けた
『さぁ、次は図書室だ。私は本が好きでね』
「すごい…見たことない本ばかりだ…どうやって動いているの？」
壁に着くくらいの高さの本棚にぎっしり入った本と宙に浮きながらページが捲れる本たちをリドルは見上げる
私はその顔を上から覗き込む
『それはそのうち分かる、どうだいリドル？気にいった本があったら持って行きな』
「多すぎる」
『ははは…それもそうだな。まぁこれから時間はいくらでもある』
リドルの肩を抱いて少し埃っぽい部屋を見上げているとｺﾝｺﾝと控えめに扉がなり
ひとりでに扉が開くとビーズが声をかけてきた
「ご主人様。お食事の用意が整いました」
『もうそんな時間かい？』
私の言葉に微笑むビーズ
『食事よりも先に風呂にしようかな…そうだリドル一緒に入ろう』
「………は？」
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兎凪(プロフ) - 更新頑張って〜❤️応援してます❤️ (2021年10月5日 15時) (
レス) @page49 id: b4c6408c6f (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 続き気になります。更新頑張って下さい。 (2020年11月22日 0時) (レス) id: 26f37e78f0 (このIDを非表示/違反報告)
たたた - お話とっても面白いです！！！けど名前変換がほぼ機能してません！！！ (2020年11月20日 0時) (レス) id: 6bf73bd8a0 (このIDを非表示/違反報告)
由利香(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってくださいね！ (2020年11月7日 12時) (レス) id: 4865437acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅澪 | 作成日時：2020年11月2日 1時
